志位和夫 日本共産党

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演説・あいさつ

2022年9月12日(月)

沖縄県知事選 志位委員長の訴え


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(写真)訴える志位和夫委員長=10日、那覇市

 沖縄県知事選で投票日前日の10日、県庁前で行われた「玉城デニー・上原カイザ必勝ラストスパート集会」での、日本共産党の志位和夫委員長の訴えは次の通りです。

 沖縄のみなさん、こんにちは。日本共産党の志位和夫でございます(拍手)。いよいよ明日が投票日になってまいりました。「オール沖縄」の玉城デニーさん、そして県議補選は上原カイザさんの勝利のために最後の最後まで頑張り抜こうではありませんか。(拍手、太鼓の音)

いま沖縄に必要なのはブレないリーダー・デニーさん

 デニー知事の4年間のがんばりは、本当にすばらしいものだと敬意を申し上げたいと思います。

 デニー知事は、翁長雄志前知事の遺志を引き継いで、どんな困難なもとでも「辺野古に絶対に新基地を造らせない」「普天間基地の即時閉鎖・撤去」という大義の旗をブレずに掲げてきました。そして、この大義の旗のもとに「オール沖縄」が団結する。沖縄県民が団結する、その大黒柱として頑張ってきたのがデニーさんじゃないですか。いま沖縄に必要なのはブレない人、団結の要になる人、デニーさんのようなリーダーではないでしょうか。(拍手)

「辺野古移設」は絶対実現不可能

 自公丸抱えの候補は、「辺野古移設が唯一の解決策」だと呪文のようにくり返しています。しかし皆さん、辺野古移設は絶対に実現不可能ですよ。そして、普天間問題の解決には絶対になりません。

 第一に、沖縄県民のみなさんの、新基地建設を断じて認めないという意思は固く、揺らがないからであります。県民が認めない以上、絶対に基地を造ることはできない。それは26年の歴史が証明していることではないでしょうか。(拍手)

 さらにみなさん、超軟弱地盤で技術的にも不可能です。そのことは、米議会調査局も「物理的に困難」だと繰り返し指摘している。もう誰の目にもつくれないことは明らかじゃないですか。(拍手)

普天間基地問題の唯一の解決策は新基地建設断念

 みなさん、普天間基地の問題の解決策はただ一つです。辺野古新基地建設をキッパリ断念する。普天間基地は即時閉鎖・撤去させる。つまり沖縄の「建白書」の精神で、全県民が島ぐるみで団結することではないでしょうか。その願いをデニーさんに託して、日米両政府につきつけようではありませんか。(拍手)

デニー知事の豊かな4年間の実績

 デニー知事はこの4年間、「だれ一人取り残さない優しい社会」をつくることを公約に掲げ、291の公約のうち287も実現に踏み出していると聞きました。子どもさんの医療費、入院も通院も無料にして、大変喜ばれています。子どもの貧困対策基金を30億円から60億円に積み増して、今度は学校給食を無償化しようという公約を掲げていますね。確かな実績があるデニー知事でこそ、こういうことは実現できるのではないでしょうか。(拍手)

 自公丸抱えの相手候補は「県政不況」と攻撃していますが、天に唾するものではないでしょうか。だいたい消費税を10%へと大増税したのは一体だれですか。日本を賃金の上がらない国にしたのは一体だれですか。自公政権ではないですか。自公政権丸抱えの候補者に、暮らしをよくする力などないことは明らかではないでしょうか。(拍手)

 デニーさんを勝たせて、誰一人取り残されない優しい沖縄をつくろうではないでしょうか。よろしくお願いします。(拍手)

統一協会とズブズブの人物に知事の資格はない

 最後に。反社会的カルト集団、統一協会と首までズブズブの方に、知事をやる資格はありません。統一協会の関連団体の行事に8回も参加し、韓国まで出かけて行って、日本の統一協会のトップと記念撮影までしてきた。こういう方に知事を任せてはなりません。日本の民主主義、沖縄の民主主義のためにも絶対に負けるわけにはいかないじゃないですか。(拍手)

 最後の最後まで、力を尽くして、明日は素晴らしい勝利をかちとることができますよう、共産党も全力をあげてがんばりますので、お力添えよろしくお願いいたします。(拍手、指笛)