志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2022年9月18日(日)

発達した資本主義国の左翼・進歩政党との交流

軍事ブロックや核兵器のない世界へ一致点で協力を強めたい

志位委員長が表明


 志位和夫委員長は17日、会見で、記念講演で表明した発達した資本主義国の左翼・進歩政党との交流・連帯について問われ、党として重視している「軍事ブロックのない世界」「核兵器のない世界」にむけ、「これらの直面している国際連帯の課題の太いところで協力可能な政党との交流を思い切って強めたい」と語りました。

 志位氏は、この間、ヨーロッパの左翼・進歩政党の現状について研究してきたと紹介。ヨーロッパでは北大西洋条約機構(NATO)に反対する立場を堅持し、核兵器禁止条約に対しても積極的に進める立場をとっている政党で、国政選挙などで健闘して国政に影響力を持つ一連の党が存在していることに注目していると述べました。

 こうした党とは、理論的な立場の違いはあっても協力は可能であり、そうした交流を思い切って強めたいと強調。発達した資本主義国で活動する共産党や左派政党、進歩政党には共通する困難や教訓もあると思うとして「それらをお互いに学びあい、一致点で協力することは意義があると考え、大いにこの面でも野党外交を発展させたい」と表明しました。

 さらに、こうした方針を表明した背景には、「発達した資本主義国における社会変革は、社会主義・共産主義への大道」と書き込んだ2020年の党綱領一部改定があると指摘。「発達した資本主義国の左翼・進歩政党との交流は、綱領の角度から見てもより重視していくべきだと考えた」と語りました。