志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2022年9月9日(金)

100年の歴史と綱領について語りたい

党創立記念講演 志位委員長が会見


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=8日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は8日、国会内で記者会見し、17日に行う党創立100周年記念講演会でどのような話をするかと問われ、表題を「日本共産党100年の歴史と綱領を語る」としたと述べるとともに、「この間、いくつかのメディアから『なぜ100年続いたか』という質問が寄せられた。日本共産党という政党が1世紀にわたって生命力を保持し、未来にのぞもうとしていることの意義は小さくない。この問いに対して、日本共産党の100年を貫く『三つの特質』を語りたい」と述べました。

 志位氏は、「三つの特質」として、(1)どんな困難なもとでも国民を裏切らず社会進歩の大義を貫く不屈性(2)科学的社会主義の立場にたって自己改革を進めてきた(3)常に国民との共同―統一戦線で政治を変えるという立場を貫いてきた―を挙げ、「100年の歴史とのかかわりで『三つの特質』について、私たちの先輩たちのたたかいも紹介しながら、いろいろな角度からお話ししたい」と語りました。

 志位氏は、「100年の歴史と綱領を語る」という記念講演の表題にふれ、「歴史と一体に綱領の話もしたい」と述べ、「現綱領の一つひとつの大事な内容が、どのような歴史的経過を経てつくられてきたのかについても話したい」と語りました。自主独立の路線、アメリカ帝国主義論、“議会の多数を得ての革命”―選挙で多数を得て平和的民主的に社会変革を進めていく路線、21世紀をどうとらえるかについてのリアルでダイナミックな世界論、従来の「定説」を乗り越えて科学的社会主義の本来の輝きを現代によみがえらせた社会主義・共産主義論(未来社会論)、民主集中制の原則などを挙げ、「わが党の綱領路線がどういう経過の中でつくられ、発展してきたのかを語りたい」と述べました。

 さらに志位氏は、「今の綱領の土台になっているのが1961年の綱領で、綱領確定から61年たつ」と指摘。「この61年間に日本共産党は3回の躍進を勝ち取った」として、60年代末から70年代の躍進、90年代後半の躍進、2010年代中頃の躍進に触れ、「三つの躍進の峰があるが、躍進が起きた時には必ず相手の側からの激しい攻撃もあった。せめぎ合いの攻防の歴史だった」と述べました。

 その上で「私たちがどんな場合でも国民との共同―統一戦線で日本の政治を変えていくという路線を探究してきたことも歴史的に話したい。そして私たちが立っている歴史的到達点と展望についてもお話ししたい」と述べました。