志位和夫 日本共産党

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主な活動

2022年7月10日(日)

平和・くらし・未来への一票 共産党へ

参院選 大激戦・大接戦のまま きょう投票

比例5氏 全員勝利へ最後まで


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(写真)志位和夫委員長と山添拓選挙区候補の最後の訴えを聞く人たち=9日、東京・新宿駅西口

 戦争か平和か―日本の命運がかかった参院選最終日となった9日、日本共産党は「民主主義が暴力に屈することがあってはならない」「平和・暮らし・未来への1票は日本共産党へ」と志位和夫委員長、小池晃書記局長ら党幹部や比例・選挙区候補を先頭に、安倍晋三元首相銃撃の蛮行を厳しく糾弾するとともに最後まで政策を訴え抜きました。1票を争う大激戦となっている比例区での5議席獲得と、東京、沖縄はじめ激戦区での勝利を熱く訴えました。全国の党支部・後援会、サポーターや選挙ボランティアも寸暇を惜しみ宣伝・対話・支持拡大に猛奮闘しました。一方、自民党の岸田文雄首相、公明党の山口那津男代表は各地で安倍政治を礼賛、「アベノミクス」はじめ路線継承を強く打ち出しました。東京・赤坂駅前で日本共産党の演説を聞いていた会社員(30)は「安倍元首相が銃撃された事件を見て、どうしたらよいか分からなくなってしまったが、民主主義のために働いてくれている人を国会に送ることが自分にできることだと思い応援に来た」とエールを送っていました。

埼玉・神奈川・東京 志位委員長訴え

 志位委員長は、埼玉県2カ所、神奈川県2カ所、東京都3カ所を駆け巡りました。志位氏が「日本共産党を、比例でも、選挙区でも大激戦を勝ち抜かせていただきたい」と呼びかけるとともに、「大軍拡でなく、外交で平和を」「物価高騰から暮らしを守る」「希望ある未来」という「三つの願いを日本共産党に託してください」と、最後まで訴えると、各地で聴衆から「いいぞ!」の熱い声援と大きな拍手が送られました。

 東京都内の演説で、志位氏は「比例代表は、一票一票、しのぎを削る大激戦・大接戦になっています。5人全員勝利のために最後の最後までご支持の輪を広げてください」「大激戦の東京選挙区(改選数6)は山添拓さん。国会質問での鋭い追及で有名です。困っている人の気持ちに寄り添って、願いの実現のためにとことん頑張る熱いハートを持っています」と紹介し、「東京だけでなく日本にとっての『宝の議席』。落とすわけにはいきません。『比例は共産党』『選挙区は山添拓』と広げに広げ、首都・東京から二つの勝利をかちとらせてください」と熱く訴えました。

 志位氏は訴えの冒頭、安倍晋三元首相が銃撃で亡くなったことへの哀悼の気持ちを述べるとともに、「自由な言論を暴力で封殺することは絶対に許してはなりません。日本共産党は、テロが跋扈(ばっこ)する世の中には決してさせない。民主主義を守り抜きます」と決意を表明しました。

 平和の問題で、志位氏は「軍事費2倍」が大争点になったとして、共産党はこんな道を進めば「軍事対軍事」の悪循環に陥り、一番危険だと批判したが、自民党はまともな反論を一切できなかったと指摘しました。「軍事費2倍」の財源をどうするかも争点になったが、自民党は最後までだんまりを決め込んだと批判。「論戦の決着はつきました。大軍拡が暮らしを押しつぶす―こんな道は断固ノーの審判をくだしましょう」と訴えました。

 さらに、自民・公明・維新・国民民主が進める9条改憲が大争点になったと述べ、「9条改憲を許せば、自衛隊の海外での武力行使が完全に自由になってしまいます」と告発。「世界に誇る憲法9条を守り生かそう―この平和の願いを、党をつくって100年、『反戦平和』を貫いてきた日本共産党への1票に託してください」と呼びかけました。

 暮らしの問題では、物価高騰から暮らしを守るために「二つの大きなカギ」があるとして、「消費税を5%に減税し、インボイスを中止する」「政治の責任で賃金を上げる」ことを訴え。大企業の内部留保課税で賃上げを進める提案を語りました。「暮らしを守る願いも共産党に託してください」と力を込めると大きな拍手が湧き起こりました。

 最後に、志位氏は「希望ある未来を開こう」と訴え。日本共産党は今年で創立100年だとして、命がけで「反戦平和」「国民主権」を貫いてきた党の歴史を語りました。そのうえで、戦前のような平和と民主主義を壊す「翼賛政治」の危機を感じると指摘し、「こういう時こそ共産党が必要です。100年の歴史に立って、平和と民主主義を壊す逆流に対し正面から立ち向かい、打ち破り、命・暮らし・平和を守り抜きます」と表明。「日本共産党を伸ばせば必ず政治は変わります。そして選挙は最後の最後まで頑張り抜いたものが勝利をつかめます。比例代表での5人のベストチームの全員当選のため、どうか最後の最後まで、ご支持の輪を『3票、5票、10票』と広げてください。選挙区も激戦を勝ち抜かせてください」と訴えると、膨らんだ聴衆から、割れんばかりの拍手が送られ、「共産党コール」「山添コール」が起こりました。

東京 山添氏 気迫込め

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(写真)声援にこたえる志位和夫委員長(左)と山添拓選挙区候補=9日、東京・新宿駅西口

 日本共産党の山添拓参院東京選挙区候補は9日、有楽町、池袋、新宿の各駅頭に立ち志位和夫委員長とともに最後まで訴えました。山添氏は、安倍元首相への銃撃にふれ、暴力での言論封じは断じて許せないときびしく批判しました。山添氏は、憲法をかえようという動きが加速していると指摘。「憲法9条を守り生かす、戦争を絶対にさせないのが政治の役割。あなたの1票で、憲法を生かした政治にという願いを託して」と力を込めました。

志位委員長の訴え

 初めて志位委員長の演説を聞いた男性(47)=さいたま市=は「ロシアの侵略もあって、平和のことが気になりだした」と語り、「共産党はぶれずに反戦平和を訴えていますね。投票先は迷っていたけど共産党いいですね」と話しました。自民党支持だったという女性(57)=川崎市=は「自民党の政策は一部の偏った人向けではと思い始めた」と述べ、「共産党の政策をツイッターで見て、国民全体のことを考えてくれていると知った。今回は共産党に入れます」と語りました。

埼玉で梅村氏押し上げ

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(写真)訴える志位和夫委員長(左)、梅村さえこ埼玉選挙区候補(右)=9日、さいたま市大宮区

 浦和駅前と大宮駅前で演説した志位氏は「埼玉選挙区(改選数4)は大変な激戦で、梅村さえこさんは当落線上のたたかいになっています。四つの大事な議席を改憲勢力に独占させるわけにはいきません。梅村さんを、埼玉から、今度は参議院に送りだしてください」と訴えました。

神奈川選挙区

 川崎駅前、横浜駅前での演説で、志位氏は「大激戦の神奈川選挙区(改選数5)は、あさか由香さん。文字通り当落線上のたたかいになっています」と強調。「あさかさんは、『生活に政治を近づける』にチャレンジしています。子育てしながら、家族との時間を大切にしながら、誰でも政治に携われるような社会になってこそ、政治も良くなります。どうか、今度こそ必ず押し上げてください。ご支持の輪を広げに広げてください」と呼びかけました。演説後に、「あさかコール」「共産党コール」が湧き起こりました。