2022年7月9日(土)
党躍進へ 候補者先頭に懸命の訴え
参院選 大激戦の中 あす投票
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日本の命運がかかった参院選は10日の投票日を前に、各党ともラストスパートに入りました。日本共産党の志位和夫委員長は8日、兵庫、大阪、京都、愛知で、小池晃書記局長は東京、神奈川、埼玉でそれぞれ街頭演説し、候補者とともにこん身の訴え。全国の日本共産党支部・後援会、サポーターや選挙ボランティアの人たちも激戦を勝ち抜こうと全力を挙げました。
こうしたなか、街頭演説中の安倍晋三元首相が銃撃され、死亡するという事件が発生しました。志位氏は「言論をテロによって封殺しようという暴挙は絶対に許すわけにはいかない。この蛮行を働いた者に対して強く抗議する」と強調。暴力に対して民主主義が屈しないことを示すため、選挙という最大の民主主義の場で、暴力を許さないことを最後まで訴え抜く決意を表明しました。
参院選は、大激戦のまま最終盤を迎え、情勢は時々刻々と変化し続けています。
志位氏は「大軍拡でなく、外交で平和を」「物価高から暮らしを守る」「希望ある未来」という三つの願いを「日本共産党に託してください」と力を込めつつ、「比例代表で目標の5議席にまだ届いていません。ぜひ『3票、5票、10票』とお知り合いに広げていただき、5人のベストチーム全員勝利のために力をおかしください」と訴え、最後までの奮闘を呼びかけました。
福岡県太宰府市では党員の女性が、日本共産党に期待を寄せる人に「激戦です。比例で5人まで届いていません」「周りにも広げてほしい」と訴えました。仙台市での対話では「県外ですが、話してみようと思える人が2~3人いるのでやってみます」「息子夫婦には声をかけているけど、もう1人声をかけてみます」などの反応もかえってきています。
一方、自民党は最終盤、閣僚らから「野党から来る話は、政府は何一つ聞かない」「弱い子がいじめられる」「女性ももっと男の人に寛大になって」などの暴言が飛び出し、批判が強まっていることから、引き締めに躍起。東京や神奈川など自民党が複数候補者を立てている地域では、自民党候補が「最後の1議席を争っている」「今、当落ギリギリのところでたたかっている」と街頭から訴え、引き締めを図っています。
日本共産党の候補者と党組織は、未来を決めるのは、暴力ではなく、私たち国民の一票一票だとして、日本の未来がかかった参院選で、最後まで選挙の争点を語り抜き、民主主義を断固として守る決意を示そうと奮闘しています。