2022年7月7日(木)
「比例は共産党」広げに広げて5議席必ず
「3票、5票、10票」とあなたの力をお貸しください
水戸・埼玉 志位委員長が訴え
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「比例代表5人のベストチームの勝利を必ず勝ち取ろう」―。日本の命運がかかった参院選(10日投票)で日本共産党の躍進を勝ち取ろうと、志位和夫委員長は6日、水戸市、埼玉県朝霞市を駆け巡り、支援を訴えました。志位氏は「いよいよ選挙戦は最終盤に入りました」と強調し、大激戦の比例代表で「頑張りぬけば、5議席を実現できます。ただ、現状はまだ届いていません。『3票、5票、10票』と、『全国は一つ』で、お知り合いの方に支持を広げていただき、5人のベストチームの全員勝利のために、どうかあなたの力をお貸しください」と呼びかけました。
水戸駅前では、時折小雨が降る中、聴衆が真剣に演説に耳を傾け、大きくうなずきながら「そうだ」「いいぞ」と熱い声援と拍手を送りました。
埼玉県北朝霞駅前では、帰宅途中の人や買い物客らが行きかう中で聴衆が膨らみ、ロータリーをぐるりと囲みました。
仕事の合間に聞きに来た50代の女性=水戸市内=は「SNSを見て共産党の主張に共感できるところがたくさんあって、初めて演説を聞きに来た」と話し、「改憲には反対。9条を変えれば子どもたちの世代にまで影響が出る。力強く改憲反対を訴えてくれてよかった」と語りました。
水戸市では、いわぶち友比例候補、大内くみ子茨城選挙区候補、埼玉県朝霞市では、いわぶち氏、梅村さえこ選挙区候補が訴えました。
志位氏は、平和の問題について、岸田文雄首相が「軍事費2倍」の財源を一切示していないと指摘。軍事費5兆円を確保しようとすれば、消費税増税か、医療費負担増か、年金削減になると述べ、「どっちに行っても許すわけにいかない話です」と批判しました。
6日報道された東京新聞の世論調査で、優先すべき税金の使い道について「防衛費増額」が21%なのに対し、「暮らし対策」が69%にのぼっていると紹介し、「もう決着がついたんじゃないでしょうか。『軍事費2倍』にきっぱり反対の1票、軍事費より暮らしに大事な税金を使おうの1票は、どうかこぞって日本共産党に託してください」と訴えました。
暮らしの問題に話を進めた志位氏は、深刻な物価高騰も大争点だとして、「アベノミクス」の継続を宣言している岸田政権を批判。(1)実体経済をよくすることを最優先にした経済政策への転換(2)新自由主義を終わりにして「やさしく強い経済」への転換―が必要だとして、日本共産党の「五つの大改革」を訴えました。
このなかで東海第2原発について、「稼働してから40年以上、30キロ圏内に94万人が住んでいます。避難計画などつくりようもありません」と述べ、「『再稼働許さず、廃炉を』の願いを日本共産党に託してください」と訴えると、拍手と歓声が起こりました。
最後に志位氏が「いま、戦前のような平和を壊す『翼賛政治』の危険を感じます」と警鐘を鳴らし、「平和を壊す逆流に対して正面から立ち向かい、打ち破り、命と暮らしと平和を守るために頑張り抜く」と表明すると、大きな拍手が湧き起こりました。
水戸
志位氏は、茨城選挙区(改選数2)の大内候補は「40年間、市議・県議として頑張ってきました。政治信条の『弱い立場の人にこそ政治の光を』は、日本共産党の立場そのものです」と紹介し、支持を呼びかけました。
埼玉
志位氏は、埼玉選挙区(改選数4)の梅村候補について「しのぎを削る当落線上の大激戦です。『9条を守ろう』の一票、『消費税を5%に下げよう』の一票を託せるのは梅村さんしかいません。どうか必ず押し上げてください」と訴えました。
いわぶち候補訴え
いわぶち友比例候補は「原発ゼロを決断してこそ、再エネ・省エネの導入が進む。原発事故汚染水の海洋放出の中止へ、岸田文雄政権に審判を下そう」と呼びかけ、大内くみ子茨城選挙区候補は「暮らしを良くし、平和を守るのが政治の役割。一人ひとりが人間らしく生きられるジェンダー平等社会をつくりたい。古くて危険な東海第2原発は再稼働させません」と訴えました。
梅村候補訴え
梅村さえこ埼玉選挙区候補は、子育てや校則問題のアンケートで「ワンオペ育児がつらい」「なぜ下着(の色)まで検査が行われるのか」などの声が寄せられたとして、「みなさんの声をまっすぐ国会に届けます。ジェンダー平等、誰もが自分らしく生きられる社会へ力をあわせましょう」と呼びかけました。