志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2022年7月1日(金)

100年の歴史に立って命・暮らし・平和守り抜く

大激戦の比例で勝利必ず

山梨・長野 志位委員長が訴え


7・15 党創立記念日

 「日本共産党の100年の歴史に立って、命、暮らし、平和を守るために頑張り抜く決意です」―。7月15日は、日本共産党創立100周年の記念日です。この日を参院選(10日投票)の勝利で迎えようと、日本共産党の志位和夫委員長は30日、山梨、長野を駆け巡り、党創立100年の歴史に立って「翼賛政治」の逆流を打ち破る決意を語るとともに、比例代表は大激戦・大接戦となっているとして、「5人のベストチームの全員勝利のために、どうかご支持の輪を最後まで広げに広げてください」と力を込めました。


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(写真)志位和夫委員長(右)と、たけだ良介比例候補の訴えを聞く人たち=30日、長野・長野駅前

 志位氏は「政党を選ぶ比例代表選挙は、全国どこの1票も議席に結びつきます。そして、全国一区で規模が大きいためになかなか見えづらいのですが、大変な大激戦・大接戦になっています」と強調。「これまでの経験でも、僅差で議席を得たケース、僅差で議席を失ったケースもあります。実は、大接戦となっているのです。最後まで力を尽くして、5人のベストチームの全員勝利のために頑張り抜きますので、どうかお力をお貸しください」と訴えました。

 志位氏は「この間の一連の討論会で、争点がくっきりと浮き彫りになりました」と強調。平和の問題では、平和と暮らしを壊す自民・公明・維新などによる軍拡・改憲の道を選ぶのか、日本共産党が「外交ビジョン」として提唱しているように、9条を生かした外交で、東アジアの平和を創出していく道を選ぶのかが重大な対決点になっていることを明らかにしました。

 暮らしの問題では、自公政権が物価高騰を招いたアベノミクスを継続しようとしているのに対して、(1)実体経済をよくすることを最優先にした経済政策への転換、(2)新自由主義を終わりにして「やさしく強い経済」への転換が必要だとして、日本共産党の「五つの提案」を自身の論戦の体験も踏まえて語りかけました。

 その上で志位氏は「日本の政党のなかで、戦前・戦後を一つの名前で通した政党は日本共産党ただ一つです」と強調。かつて太平洋戦争にすすむ時期、共産党以外の全部の政党が党を解散、「大政翼賛会」に合流して、侵略戦争を進めたことに触れ、「だから戦後、同じ名前では国民の前に出られないと、みんな名前を変えた。その暗い時代に、日本共産党の先輩たちは、命がけで『反戦平和』と『国民主権』の日本をつくろうと頑張り抜きました」と述べました。

 志位氏は「このことを訴えるのは、今また戦前を思わせるような平和を壊す『翼賛政治』の危険を感じるからです」と強調。党首討論でも、ウクライナの危機に乗じた軍事費増額の波に多くの党がのみこまれてしまっている姿が目の前に展開したとして、「日本共産党は、この流れに屈することは絶対にありません。100年の党の歴史に立って、平和と暮らしを壊す逆流に対しては真正面から立ち向かい、真正面から打ち破り、命、暮らし、平和を守るために頑張り抜く決意です」と表明しました。

 戦前の共産党の主張が日本国憲法に実り、戦後も被爆者とともに「核兵器をなくせ」と一筋にたたかってきたことが、核兵器禁止条約に実ったとして、「長い目で見れば、正しい方向に社会は動くということは証明されているのではないでしょうか。日本共産党を伸ばして、希望ある日本をつくりましょう」と力を込めると、盛大な拍手に包まれました。

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(写真)支持を訴える、杉尾ひでや選挙区候補(右端)と、応援の(左へ)志位和夫委員長、布目裕喜雄社民党県連合副代表・長野市議、花岡邦明信州市民連合共同代表=30日、長野・長野駅前

 甲府駅前広場では、猛暑の中、聴衆がうなずきながら耳を傾けて大きな拍手を送るとともに、演説後、政治への切実な願いが書かれた七夕の短冊を手に、青年と一緒にアピール。田村智子比例候補が訴えました。

 長野駅前では、大通りをはさんだ両側の歩道に聴衆が膨れ上がり、「そうだ」「いいぞ」の声がかけられました。たけだ良介比例候補、長野選挙区の杉尾ひでや候補が訴えるとともに、志位氏、杉尾候補、信州市民連合の共同代表、社民党県連合の副代表がともに並んでアピールすると、力強い拍手が湧き起こりました。

 山梨県笛吹市から聞きに来た女性(27)は、「100年間、同じ名前で活動を続けてきた政党は日本共産党だけだと話していた。こんなに長く続けてこられたのは、正しいことを貫いてきたからだと思う」と語りました。

 志位氏は山梨で、「選挙区は、宮沢ゆかさん。前回に引き続いて、野党みんなの候補者として、勝利させていただきますよう、みなさんの大きな力をどうかお貸しください」と訴え。宮沢候補のメッセージが紹介されました。

 長野では「大激戦の選挙区は、杉尾ひでやさん。私たちの気持ちとピッタリ一致する立派な候補者ではないでしょうか。必ず勝ち抜こうではありませんか」と呼びかけました。

田村候補訴え

 田村氏は「大軍拡でいいのかと国民の不安を感じている。憲法9条違反の大軍拡、戦争準備の国づくり許すわけにいかない。1票で政治を変えよう。世の中を動かそう。比例は共産党と広げてください」と訴えました。

たけだ候補訴え

 たけだ氏は大学時代、学費値下げの運動に取り組んだのが政治活動の原点だと力説。「憲法26条は義務教育の無償をうたっている。お金の心配をしないで学べる日本をつくる」と直ちに学費の半額化、給食費の無償化に尽力すると訴えました。

杉尾候補訴え

 共闘による再選を目指す杉尾氏は、軍事費2倍をうたう岸田政権を「金を使うところが違う。農業、教育、子育てにこそ金を使わなければいけない」と一喝。「改憲勢力3分の2は絶対阻止。ともに最後までたたかいましょう」と呼びかけました。

 信州市民連合の花岡邦明共同代表、社会民主党県連合の布目裕喜雄副代表が激励のあいさつに立ちました。