志位和夫 日本共産党

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2022年6月25日(土)

「核抑止」を乗り越え、「核兵器のない世界」に

広島 志位委員長が声明を発表


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=24日、広島市中区

 日本共産党の志位和夫委員長は24日、広島市内で記者会見し、声明「核兵器禁止条約の推進、NPT再検討会議の前進のために力をつくす――核兵器禁止条約第1回締約国会議の成功を歓迎する」を発表しました。(声明全文)

 志位氏は、ロシアがウクライナを侵略するもとで「核による威嚇」が大問題になり、他の核保有国も核兵器の増強に走る流れの中で、「この会議は大きな意義を持つものになった。『核兵器のない世界』の実現を力強く発信した」と強調しました。

 志位氏は、締約国会議が採択した「ウィーン宣言」が「核の抑止」に厳しい批判を行っていることは非常に大事だと指摘。「一部の非核兵器国が核抑止力を擁護し、核兵器の継続的な保有を奨励し続けていることに懸念を抱いている」としたことについて、「日本政府も受け止めるべき重大な警告だ」と強調しました。

 また志位氏は、会議で禁止条約と核不拡散条約(NPT)は対立するものではなく、補完的なもの―いわば「車の両輪」と確認されたことも大事な点だと指摘しました。

 その上で志位氏は、「この問題は、参院選の大きな争点だ」と強調。「核共有」を公然と掲げる維新の会は論外だが、それ以外も多くの党が「核抑止」の議論にのみ込まれているとして、「国際社会は『核抑止』を乗り越えつつある。この議論がいかに誤っているかを広く明らかにし、『核兵器のない世界』にすすむ選挙にしていきたい」と述べました。