2022年6月24日(金)
ジェンダー平等 実現ともに
名古屋 志位委員長が懇談
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日本共産党の志位和夫委員長は23日、名古屋市内で、賃金格差のもとで働いている女性や、トランスジェンダー当事者、育児休暇を取得した男性らと、ジェンダー平等について懇談し、切実な願いを聞きました。
志位氏は「参院選でもジェンダー平等を引き続き大きな柱に据えて訴えます」と表明し、「この間、男女賃金格差の公表を企業に義務づけることが実現しました。さらに力を尽くしていきたい」と決意を語りました。
40年間銀行に勤めている女性(61)は「男性は昇格して定年を迎えることがよくあるが、女性はそれがない」と述べ、賃金格差が年金格差にまで影響する現状を語りました。志位氏は「間接差別」禁止の必要性も指摘し、「男女賃金格差はゼロを目指します」と応じました。
「いまの日本社会はすごく生きづらい」と語るトランスジェンダーの当事者(44)は同性婚の実現を求めました。志位氏は、同性婚を認めないことは憲法違反だと述べ、「同性婚実現のための法改正は当然必要です」と応えました。
育児休暇を取得したという男性(32)は、男性が育休を取る際に所得が減ってしまうことが大きな障害になると訴え。志位氏が、党の公約は「3カ月は所得保障を100%にする」としていると紹介すると、「すごく大事なこと。ありがたい」と共感を寄せました。
志位氏は「ジェンダー平等社会の実現は党綱領にも明記しています。『自己改革』もしながら頑張っていきたい」と語りました。