志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2022年6月20日(月)

戦争させぬ、暮らしに希望を

JCPサポーター宣伝 東京・渋谷

志位委員長が訴え 田村・山添氏が参加


 「自由と平和」をキーワードにみんなと一緒に考えたい―。日本共産党を応援するJCPサポーターが参院選に向け、「Meet―up(ミートアップ)共産党 話す、つながる、変えていく」を19日、東京・渋谷駅ハチ公口で行いました。日本共産党の志位和夫委員長、参院比例予定候補の田村智子政策委員長、東京選挙区予定候補の山添拓参院議員が参加。志位氏が参加者からの疑問に答える形で、市民とともに政治を変える展望を語りました。


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(写真)参院選勝利へJCPサポーターと街頭で訴えた志位和夫委員長(奥中央)、田村智子政策委員長・比例予定候補(その右)、山添拓選挙区予定候補=19日、東京都渋谷区

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(写真)志位委員長のあいさつを聞く人たち=19日、東京都渋谷区

 あいさつに立った志位氏は「戦争か平和か―日本の命運がかかった選挙です」と強調。ウクライナ侵略に乗じて、自民党などから大軍拡の大合唱が起こっていると指摘し、「日本が軍拡で構えれば、相手も軍拡を加速し、『軍事対軍事』の悪循環に陥る。これが一番危ない道だ」と批判しました。

 志位氏は、岸田文雄首相は「軍事費2倍」の財源について一切口をつぐんでいると批判。軍事費5兆円を確保しようとすれば、消費税2%以上の引き上げ、社会保障費の窓口負担なら2倍になると述べ、「暮らしを押しつぶす大軍拡は共産党を伸ばしてストップさせよう」と訴えると聴衆は大きな拍手で応えました。

 次いで志位氏は、くらしのかかった選挙だと強調。「異次元の金融緩和」を押し付け、物価高騰を招いた「アベノミクス」の責任は重いと批判し、消費税5%への減税、最低賃金1500円への引き上げ、学費半額などを実現し、「実体経済を良くすることを最優先した経済政策に転換させよう」と訴えました。

 街頭からの質問コーナーでは8人から、非正規を含めた賃上げの実現、ジェンダー平等、気候危機の打開、学費値下げ、政党助成金をなぜ受け取らないのかなどの質問が出され、志位氏はそれぞれの質問にていねいに答えました。

 最後に志位氏は、党をつくって100年、一つの名前でやってこられたのは戦前に反戦平和を貫き通したからだと強調。そのうえで「『日本共産党』という名前は自由、民主主義、人権を守り、花開かせよう―そのロマンと結び付いています。みんなの力で政治を変え、戦争させない、くらしに希望を―この願いを日本共産党に託してください」と訴えると、聴衆は大きな拍手で応えました。

日曜討論での論戦を紹介

 田村氏は、同日朝に放送されたNHKの日曜討論での論戦を紹介。「岸田首相は物価高騰の痛みが分かっていない。消費税減税こそがくらしを応援すると迫ると、自民党、公明党はできない理由を並べ立てた」と強調しました。自民党などが進める大軍拡については「財源について、回答がなかった」と指摘。「私たちのくらしをよくしてほしい、平和であってほしいという声をどんどんあげていきたい」と訴えました。

 弁護士でもある山添氏は「人は生きるために仕事をする。その仕事で、過労やハラスメントのために、命を失うことがあってはならない」と訴え。「人間らしく働ける社会をつくるのは、政治の力。それを引き続きやっていきたい」と強調しました。

 JCPサポーターの女性はステージ前で「私たちの生活の苦しみに向き合って、声を聞こう、拾い上げようとしてくれる政党は、日本共産党だと思う。少しでも日本共産党の議員を増やさないと、事態は変わらない」と呼びかけました。

物価高騰などアンケート

 街宣に合わせてJCPサポーターたちが、通りかかった市民に物価高騰や憲法改定など関心事についてシールアンケートをしました。

 奨学金を返済しているという、社会人4年目の男性(26)=中野区=は、「大学の学費」の欄にシールを貼りました。「社会人になって奨学金を返し始めて大変さを実感した。これから大学に行く人にはこういう思いをしてほしくない」

 ジェンダー平等のポスターを見て共産党に興味を持つようになったという商社で働く男性(22)は、「同性婚とか男女の仕事の格差などの制度が、日本はヨーロッパに比べ遅れている」と話します。「会社の管理職で女性がいないことに違和感がある」といい、田村氏の話に耳を傾けていました。

 「最低賃金が東京ですら1000円は低い」。神奈川県から来た会社員の女性(36)は、10年ほど前にカナダに住んでいたといいます。「カナダでは私がいた時より5ドルも上がっているのに、日本は低いまま。正社員でも給料が低い」

 憲法改定にも危機感があります。自民党の憲法改定草案を読み「政府が命令して国民を統治する昔のような内容。生活が苦しくても、自分の意見が言えなくなりそうで怖い感じがする」。