志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2022年4月29日(金)

自由と平和。まっすぐ、つらぬく。

参院選ポスター 志位委員長が発表

「過去、現在、未来にわたる わが党の根本理念」


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(写真)参院選ポスターを掲げて記者会見する志位和夫委員長=28日、国会内

 「自由と平和。まっすぐ、つらぬく。党をつくって100年」―。日本共産党の志位和夫委員長は28日、国会内で記者会見し、夏の参院選に向けて党を押し出すポスターを発表しました。

 志位氏は、「『自由と平和』、これはわが党の過去、現在、未来にわたっての根本理念です」と強調しました。

 このうち「自由」という言葉について、日本共産党は、戦前の天皇が絶対の暗黒政治のもとで自由と民主主義を求めて命がけでたたかったこと、戦後も日本国憲法のもとでの自由と民主主義の制度を逆流から守り発展させるために、たたかってきたこと、さらに、未来についても、自由と民主主義の諸制度を、民主主義の日本、社会主義・共産主義の日本にいたるまで発展させ、花開かせると綱領で約束していると紹介。「さらに私たちの目指す社会主義・共産主義社会の根本的な特徴は、『人間の自由で全面的な発展』にあります。『自由』はまさにわが党の理念の根本にあります」と強調しました。

 また志位氏は「平和」について、太平洋戦争に向かう時期に、日本共産党以外の全ての政党が解散して大政翼賛会に合流して侵略戦争を推進し、戦後同じ名前で出てこられなかったと指摘。「わが党は、この時代から侵略戦争に命がけで反対を貫いた反戦・平和の歴史を持っています」と紹介し、「戦後も平和の問題は私たちが一貫して追求し続けたことです」と強調しました。

 その上で、日本共産党の100年は、「四つの覇権主義と正面からたたかいぬいた歴史だ」と強調。戦前は日本軍国主義という覇権主義、戦後はアメリカ覇権主義、旧ソ連・ロシアの覇権主義、中国の覇権主義と正面からたたかい、平和を追求してきた歴史だとのべました。「『自由と平和』を100年間にわたって一貫して貫き、未来にわたっても貫いていく理念を今度の選挙で掲げて堂々とたたかい、必ず躍進する決意です」と表明しました。

 ロシアによるウクライナ侵略など昨今の国際情勢も意識して「平和」を入れたのかとの質問に志位氏は、「ウクライナ侵略の危機に乗じて憲法9条を変え、日本を『軍事対軍事』の危険な道に引き込む動きに断固反対を貫きます。そして9条を生かした外交の力で東アジアを平和の地域にする『外交ビジョン』を提案していますから、これを大いに掲げてたたかいたいという意味も込められています」と答えました。