2022年3月29日(火)
侵略止める力は世論
全国革新懇が代表世話人会
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全国革新懇は28日、都内で代表世話人会を開き、ロシアのウクライナ侵略に反対するたたかいや「核共有」「敵基地攻撃」などの憲法をめぐる情勢、参院選での「市民と野党の共闘」の発展などについて意見を交流しました。日本共産党の志位和夫委員長、小池晃書記局長が参加しました。
ロシアはウクライナ侵略で、武力行使を禁止した国連憲章違反、病院や原発を攻撃し民間人を無差別に攻撃するなどの国際人道法違反、核兵器の先制使用による恫喝(どうかつ)という三つの無法行為を行っているとの批判が出されました。ロシアの侵略に際して、国連憲章と国際法を侵犯したのはどちらなのかが物事を捉える重要な基準であるとの意見が出されました。
ロシア覇権主義に対してこびへつらってきた安倍外交の責任が厳しく問われ、その反省抜きに日米安保条約の強化や「核共有」、9条改憲の旗振りをすることは許されないとの意見が出されました。
ロシアの侵略を止める何よりの力は、世界の国々と市民社会が「ロシアは侵略をやめろ」「国連憲章を守れ」という国際世論を広げることだとの意見が出されました。日本は、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日米中など18カ国が参加する東アジアサミットの活用・強化、憲法9条を生かした平和外交を推進すべきだなどの意見が相次ぎました。
今後の要求実現のとりくみが活発に交流され、「各地の青年がロシアによるウクライナ侵略に反対する行動に立ち上がっている。平和による国際秩序を青年の中で太い世論にしてきたい」(青年分野)、「100万部のリーフを作り、憲法を学び語る大運動にとりくんでいる」(女性分野)、「新自由主義、ウクライナ危機の影響で食料危機が始まっている。食料大増産にかじを切ることを農水省に求めている」(農業分野)、「ウクライナ侵略の影響で銅やアルミなどの資材が高騰し、営業が続けられない。参院選に向けて、『9条こそ戦争をさせない抑止力』と有権者に積極的に提起してきたい」(中小企業分野)などの意見が出されました。
市民と野党の前進のために革新懇を草の根で広げること、京都府知事選(4月10日投開票)のかじかわ憲候補の必勝に向けた支援、5月の全国総会成功に向けた議論などを行いました。