志位和夫 日本共産党

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主な活動

2022年2月11日(金)

党躍進三つの意義の力

都道府県委員長会議 志位委員長が発言


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(写真)発言する志位和夫委員長=10日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は10日の都道府県委員長会議で、幹部会決議が示した参院選挙での共産党躍進の意義、参院選へ向けた3本柱の活動を進める力点について発言しました。

 志位氏はまず、情勢にどういう姿勢で立ち向かうかをめぐり、一部に、「岸田政権は安倍・菅政権に比べて悪さが際立って見えない、維新の伸長にどう立ち向かうのか、野党共闘に困難がある」などの“モヤモヤ感”があると指摘。「幹部会決議が示した党躍進の三つの意義は、こうした“モヤモヤ”を吹き飛ばす、前向きの大きな力があります」と強調しました。

 「岸田政権に厳しい審判を下し、政権交代の足掛かりをつくる最大の力」という、党躍進の第一の意義について志位氏は、「岸田政権に正面から対決し、外交でも内政でも抜本的な対案を持っているのは日本共産党ならではの値打ちです」と強調。「その根底に何があるかといったら、異常なアメリカ言いなり、財界中心の政治をただす民主的改革を明らかにしている党綱領です」と強調しました。

 第二に「翼賛体制を許さない最強の力」と共産党躍進を位置付けたことについて、「これまで野党間で、倒すべき相手は、『自民・公明とその補完勢力』だと何度も確認してきました。いま野党が『翼賛体制』づくりにきっぱり反対を貫けるかどうかが問われています」と指摘。「いま暮らしと平和破壊の『翼賛体制』を絶対許さないということをきっぱりと主張している日本共産党の躍進がどうしても必要です」と述べました。「翼賛体制を許してはならない」という声は、他の野党や市民連合のみなさんの中にも広がっていると強調し、「共産党が伸びなかったら、日本はたいへん危険な雲に覆われてしまう。絶対に伸ばさなければなりません」と強調しました。

 第三の「野党共闘の大局的発展にとっての何よりの推進力」という点について志位氏は、1人区共闘の成功に力を尽くすことは大事だが「何より重要なことは共産党自身が躍進することです」と強調。この間の経過を振り返り、2013年の東京都議選での17議席への躍進とそれに続く参院選で一気に8議席に躍進し、その流れの中で、14年総選挙で21議席に躍進。15年の安保法制反対のたたかいをしたとしました。志位氏は「この3連続躍進があったからこそ、私たちが国民連合政府の提案を行ったさいに、他の野党も日本共産党の提案を真剣に受け止める流れがつくられていきました」と強調。「今度の参院選で共産党を躍進させることこそが、共闘を大局的に発展させ、日本の政治を変える一番の力になります。共闘の発展を願っている多くの方々にこのことを訴え、共産党を伸ばしてと訴えていきましょう」とよびかけました。

 志位氏は、「どうやって活動を参院選の必勝モードにするか」と続けました。「4中総が提起した3本柱の方針の全面実践が前提ですが、幹部会決議には、それを前進させるうえでの力点が書いてあります。ここを押していけば前に進めるという点が絞って書いてあります」と強調しました。

 大宣伝作戦を組織戦と一体にやろうという力点が出ていること、「?」リーフの大量活用を積極的支持者を増やす大戦略を前進させる「戦略物資」として重視してほしいことを、同リーフの内容に立ち入って訴えました。

 世代的継承を中軸にすえた党員拡大の自覚化・独自追求について、「一般的な方針提起にとどめず、個別に支部に入っていっしょに苦労しながら前進をつくる、一般指導と個別指導の両方をやることが大事です」と強調しました。

 参院選と中間地方選の関係では、地方選挙の争点とともに、参院選での党躍進の三つの意義、「?」リーフも活用した日本共産党そのものを訴える活動をしっかり位置づけてこそ地方選も勝てると語りました。