志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2021年10月22日(金)

大激戦 比例11ブロック全てで議席獲得・増を

宮城・福島・千葉 志位委員長が訴え

東北の宝の議席守り議席増を


 自公政治の継続か転換か、国民の命と暮らしがかかった歴史的総選挙の投票日(31日)が10日後に迫った21日、日本共産党の志位和夫委員長は党躍進と政権交代に向けて宮城、福島、千葉の3県を駆け巡り、こん身の力で支援を訴えました。


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(写真)手をあげて聴衆の激励にこたえる(左から)ふなやま比例・4区候補、志位委員長、高橋比例候補、岡本あき子1区候補(立民)、石垣のりこ参院議員(立民)=21日、仙台市青葉区

 志位氏は演説で「自公対野党共闘」の対決構図が鮮明になっていることに触れた上で、現在の情勢について「まだ自公を少数に追い込むところまでいっていません。しかし、格差と貧困をひどくし、国政私物化疑惑にまみれ、コロナ失政で多くの犠牲を出した自公政権を、これ以上続けさせるわけにはいかないではありませんか」と強調。「勝負はこれからの頑張りにかかっています。野党共闘の底力を発揮して、政権交代を実現し、国民の声が生きる新しい政権を必ず勝ちとろうではありませんか」と訴えました。

 そして「その最大の推進力となるのが、比例での日本共産党の躍進です」と強調。「比例代表選挙は、選挙区が広いので見えづらいのですが、実は各党が総力を傾けて1票を争う大激戦となっています。日本共産党の現状は、全国11ブロックのすべてで議席獲得、議席増ができるかどうかの、しのぎを削るたたかいとなっています。これまでの選挙でも、わずかの差で議席を獲得したり、失ったりの経験があります。11ブロックすべてで、激戦を制して議席獲得、議席増を勝ちとることができれば、全国では躍進となります。『全国は一つ』で『比例は日本共産党』の声を広げに広げてください」と訴えました。

 その上で志位氏は、反省なき自公政権のコロナ対策の切り替えを訴え、自公政権を終わらせてどんな日本をつくるのか――安心と希望の新しい日本への「四つのチェンジ」を、命・暮らし最優先、気候危機打開、ジェンダー平等、平和外交の各分野で縦横に語りました。

 仙台駅前と福島駅前では、宮城6選挙区、福島5選挙区のすべてで野党統一候補が実現したことにも触れ、「ここまで来たからには、全部で勝ちましょう。そして野党共闘を進める上でも、ブレずに、互いの違いを尊重しつつも大事な問題での結束を追求する、誠実に頑張る日本共産党を大きくすることが何よりの力になります」と強調。「(党東北比例候補の)高橋ちづ子さんの宝の議席を必ず守り抜いて、ふなやま由美さんも含めて(東北ブロック)初めての2議席を勝ちとろう」と訴え、盛んな拍手を受けました。

仙台

 志位氏は仙台駅前では、米価の大暴落にも言及し、宮城の銘柄米「ひとめぼれ」「ササニシキ」などすべてが1俵3000円以上暴落し、1万円割れになっているのは自民党農政による人災だと批判。「生産調整から撤退した自民農政の責任が問われています。政府の責任で余っているお米を緊急に買い入れて過剰在庫を市場から隔離すべきです。そのお米を生活に困っている方、学生さん、子ども食堂にあげれば一石二鳥となります。日本と東北の米を守れの1票は日本共産党にお寄せください」と呼びかけました。

 高橋ちづ子・東北比例候補が「政府はコロナで病床を増やせといっているが誰が減らしてきたのか。病床削減をやめさせて医療体制に人もお金も増やす仕事をやらせていただきたい」と熱弁。ふなやま由美比例候補(宮城4区重複)が「私たちの暮らし・命を真ん中に据える新しい政治を切り開いていこう」と訴えました。

 市民連合@みやぎの小野寺義象弁護士が、市民と野党の共闘には共通政策という大義があることを語り、立憲民主党の石垣のりこ参院議員が「憲法を守る立憲主義、民主主義を壊そうとする自公政権とたたかうための共闘です」と全選挙区での支援を訴えました。同党の岡本あき子宮城1区候補が駆け付け、「宮城の底力で一緒に政治を変えていきましょう」と呼びかけました。

福島

 福島駅前では、福島県内の青年らでつくるDAPPEのメンバーが「いよいよ政権交代の時が来た」と決意を表明。高橋候補は、東京電力福島第1原発汚染水の海洋放出を急ぐ政府を厳しく批判。県内唯一の日本共産党の野党統一候補、くまがい智・福島5区候補が「原発をクリーンだという自民党をこの福島県から一人も国会に送るわけにはいかない」と支援を訴えました。

 立憲民主党県連政調会長の高橋秀樹県議が「立憲民主党も野党統一候補全員勝利のために必死で頑張ります」と力を込めました。

千葉・津田沼

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(写真)志位委員長の訴えを聞く人たち=21日、千葉県のJR津田沼駅前

 志位氏は夕方には千葉県の津田沼駅前に駆け付け、南関東比例候補の、はたの君枝(神奈川10区重複)、さいとう和子、沼上とくみつ、寺尾さとし(千葉2区重複)の各氏らと訴えました。仕事帰りの人々が次々と足を止めデッキから盛んな拍手が湧き起こりました。

 はたの氏は、少人数学級で40年ぶりの前進を勝ち取ったことなどに触れ、「政権交代でみんなの願いを一気に実現させよう」と力説。さいとう氏は「みなさんの声を国会に届ける議席を何としても奪還させてください」と訴えました。

 党小選挙区候補の寺尾(2区)、浅野ふみ子(6区)、椎名史明(11区)、くずはら茂(12区)の4氏を代表して浅野氏が「市民と野党の共同候補のたすきをかけて全力で走り回っています。命と暮らしを守る新しい政治実現へ頑張ります」と決意を表明しました。千葉県市民連合の大村芳昭・中央学院大学教授が期待を表明しました。