志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2021年10月20日(水)

総選挙公示 あなたの1票で政権交代始めよう

「比例は共産党」広げに広げて

東京・新宿 志位委員長が第一声


 日本の命運を左右する総選挙が19日公示され、31日の投票日に向け日本共産党の志位和夫委員長、小池晃書記局長をはじめ各候補が、全国各地で力強く第一声を上げました。東京・新宿駅前で訴えた志位氏は、「今度の総選挙は、国民の声を聞かない自民党と公明党の政権を続けるのか、野党共闘で国民の声が生きる新しい政権をつくるのか、『政権選択』の歴史的選挙です」と強調しました。「政権交代を実現し、新しい政権をつくりましょう。その最大の推進力となるのが日本共産党の躍進です。『比例は共産党』の声を広げに広げましょう」と力を込めると、新宿駅前に集まった聴衆から大きな拍手が起こりました。笠井亮前衆院議員が、東京比例候補を代表して訴えました。(志位委員長第一声全文)


写真

(写真)聴衆の声援に手をあげてこたえる(左から)坂井、志位、笠井、細野、小堤の各氏=19日、東京・新宿駅西口

 志位氏は、安倍・菅政権を引き継ぐ岸田政権に、日本の政治をまかせるわけにはいかないと強調。「力をあわせて政権交代を実現し、国民の声が生きる新しい政権をつくろう」と呼びかけ、「その最大の推進力となるのは日本共産党の躍進です。『比例は共産党』の声を広げに広げてください」と訴えました。

 志位氏は、新型コロナから命を守るためには、これまでの対応の反省と切り替えが必要だとして、(1)科学を無視した対応を改める(2)医療・公衆衛生切り捨ての政治を切り替える(3)コロナで傷ついた事業と暮らしを支援する―ことを提案しました。「日本共産党は、『なにより、いのち』を、『ぶれずに、つらぬく』党です。命を守るために、どうか大きく躍進させてください」と訴えました。

 「自公政権を終わりにして、どういう日本をつくるか」と問いかけた志位氏は、「四つのチェンジで安心と希望の新しい日本をつくろう」と訴えました。

 第1は、弱肉強食の新自由主義は終わりにして、命と暮らしを何よりも大切にする政治です。

 志位氏は、岸田文雄首相が、「成長と分配の好循環」と言っていることに触れ、「一番の問題は、分配の内容がゆがんでいることです」と指摘。富裕層と大企業が分配を独り占めにし、庶民に分配が回らないと批判し、庶民の暮らしの底上げで経済を良くしていく道への根本的切り替えが必要だと述べました。

 第2は、気候危機を打開し、地球の未来を守る政治です。

 志位氏は、岸田首相に石炭火力発電の2030年までの撤退の意思があるかと質問したものの、答えがなかったと批判。「この政権にまかせたら『地球が燃えてしまう』」として、30年までに石炭火力ゼロ、原発はただちにゼロ、省エネルギーと再生可能エネルギーの普及で、30年度までに二酸化炭素(CO2)を最大60%削減する大改革が必要だと強調しました。

 第3は、ジェンダー平等の日本です。志位氏は、「この問題が総選挙の大争点に浮上してきました」と語り、民放の党首討論で、「男女の賃金格差の解消」が最大テーマにすえられたことを紹介し、企業が男女の賃金格差をつかみ公表することが最大のカギだと指摘。

 選択的夫婦別姓では、前日の党首討論で、岸田首相がただ一人、賛成の挙手をしなかったと指摘。「2年前の参院選でも同じ光景がありました。ただ一人、賛成の挙手をしなかったのは安倍首相でした。2回続けて背を向けるとは、自民党は『アウト』と言わねばなりません」と批判しました。

 第4は、憲法9条を生かした平和外交です。志位氏は、「真っ先に取り組みたいのは核兵器禁止条約への参加です」と表明し、「『核兵器のない世界』の先頭に立つ新しい政権を」と訴え。また、岸田首相が沖縄・辺野古新基地建設の推進を公言していると告発し、「辺野古新基地建設は中止し、普天間基地の無条件撤去を」と呼びかけました。

 その上で志位氏は、本気の野党共闘にむけて、共通政策、政権協力、選挙協力の「3点セット」の態勢がつくられたと報告。市民連合と野党4党党首で、20項目の野党共通政策で合意し、日本共産党と立憲民主党との党首会談で、新しい政権ができた場合、日本共産党は「限定的な閣外からの協力」で合意したことを報告しました。小選挙区での一本化が進み、289選挙区のうち213選挙区で一本化したことを報告し、「最大限の協力を追求して、勝利をめざしてたたかい抜く」と表明しました。

 志位氏は、「野党がここまで本気の共闘の態勢をつくって、総選挙をたたかうのは戦後の日本政治史でも初めてです。準備万端、整いました」と強調。次のように熱く呼びかけました。

 「私は訴えたい。あなたの1票で政治は変えられます。あなたの1票で政権は代えられます。政権交代をはじめようではありませんか。自公政治はもう終わりにして、新しい政権―野党連合政権をみんなで力をあわせてつくろうではありませんか。そのためにも、政党を選ぶ比例代表選挙では、ブレずに、誠実に、野党共闘の発展のために力を尽くしてきた日本共産党を大きく躍進させてください」

 「四つのチェンジ――『命と暮らし最優先』『気候危機打開』『ジェンダー平等』『平和外交』の願いを、日本共産党に託してください」