志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

演説・あいさつ

2021年10月4日(月)

日本の前途は日本共産党の躍進にかかっている

東京・新宿駅西口 志位委員長の訴え


 日本共産党の志位和夫委員長が2日、東京・JR新宿駅西口での新宿オンライン演説会で行った演説は次のとおりです。


写真

(写真)訴える志位和夫委員長=2日、東京・新宿駅西口

 みなさん、こんにちは。ご紹介いただきました日本共産党の志位和夫でございます。今日は、私たちの演説会にご参加いただき、またオンラインでご覧いただき、まことにありがとうございます。どうか最後までよろしくお願いいたします。(拍手)

党の歴史で初めて新しい政権の実現に挑戦――最大の推進力は日本共産党の躍進

 総選挙が目前に迫りました。

 今度の総選挙で、日本共産党は、党の歴史で初めて、政権交代を実現し、新しい政権をつくることに挑戦をいたします。(「おおっ」の声、拍手)

 その最大の推進力になるのは、日本共産党の躍進であります。比例代表東京ブロックで、日本共産党は、110万票以上を獲得し、現有2議席を確保して、3議席目を奪還し、史上初めての4議席にチャレンジします。(拍手)

 7月の東京都議会議員選挙の勝利に続いて、総選挙で、首都・東京から日本共産党の大躍進をどうか勝ち取らせていただきますよう、絶大なご支持を心から訴えるものです。(拍手)

岸田・自民党新体制をどうみる――政治も人事も「安倍・菅直系政治」

 自民党総裁選で、岸田文雄氏が新総裁に選ばれました。新しい政治が期待できるでしょうか。(「できない」の声)

 岸田氏は、9年間の安倍・菅政治を、重要閣僚として、党の幹部として、中枢で支えてきた人物です。

 総裁選では、憲法9条改定を進め、原発再稼働を進めると公言しました。数々の国政私物化疑惑の真相究明にも背を向けているではありませんか。

 党の幹事長を「誰がみてもあんまりだ」という方に決めました。人事でも「安倍カラー」がはっきり出てきました。みなさん、これでは「安倍・菅直系政治」というほかないじゃありませんか。(拍手)

日本の政治を変えるには政権交代が必要――うれしい二つの報告

 行き詰まった自民党政治の中で政権交代をやっても日本の政治はよくなりません。日本の政治を変えるには、政権交代が必要ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 この点で、うれしいご報告を二つしたいと思います。

野党共通政策――安倍・菅自公政治のチェンジの要となる政策的旗印が立った

 9月8日、市民連合と、日本共産党、立憲民主党、社会民主党、れいわ新選組の4党首が一堂に会して、野党共通政策で合意をいたしました。(拍手)

 ここに合意文書の写しを持ってまいりましたが、六つの柱、20の項目が明記されております。そのうちいくつかをご紹介いたします。

 「安保法制…の違憲部分を廃止する」、「核兵器禁止条約の批准をめざす」、「沖縄辺野古での新基地建設を中止する」、「従来の医療費削減政策を転換する」、「消費税減税を行い、富裕層の負担を強化する」、「原発のない脱炭素社会を追求する」、「選択的夫婦別姓制度やLGBT平等法などを成立させ…、女性に対する性暴力根絶に向けた法整備を進める」、「森友・加計問題、桜を見る会疑惑など…権力私物化の疑惑について真相究明を行う」(それぞれの項目に大きな拍手)

 9年間に及ぶ安倍・菅自公政治をチェンジする要になる政策がしっかり盛り込まれております。共闘の政策的旗印は立派に立ったことをご報告したいと思います。(拍手)

日本共産党と立憲民主党の政権協力合意――日本の政治を変える画期的合意

 それに続いて9月30日、私は、立憲民主党の枝野代表と党首会談を行い、政権協力で合意をいたしました。(拍手)

 両党で合意した内容をそのまま読み上げさせていただきます。

 「両党は以下の点を協力することで合意した。

 1、次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する。(拍手)

 2、立憲民主党と日本共産党は、『新政権』において、市民連合と合意した政策を着実に推進するために協力する。その際、日本共産党は、合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力とする。(拍手)

 3、両党で候補者を一本化した選挙区については、双方の立場や事情の違いを互いに理解・尊重しながら、小選挙区での勝利を目指す。(拍手)」

 みなさん。政権協力での合意はこれが初めてのことであります。私は、市民と野党の共闘を大きく発展させる画期的な合意となったと、確信をもって報告したいと思います(拍手)。「新政権」ができた場合に、日本共産党は「閣外協力」で支えることになりますが、私たちは一貫して、「閣内協力も、閣外協力もどちらもありうる」、こう言ってまいりました。要は、日本の政治が変わればいい(「その通り」の声、大きな拍手)。私たちは大臣のポストがほしくてやっているわけじゃないんです。日本の政治が変わればいい(拍手)。その点では、今読み上げた党首合意では、「市民連合と合意した政策」を実行するために協力すると、きわめて具体的に確認がされております。まさに日本の政治を変える合意ではないでしょうか。(大きな拍手)

 私は、こうした合意を得たことを心からうれしく思っております。同時に、これは、「野党は共闘」と私たちの背中を押し続けてくださった市民のみなさんの力によるものだと、心からの感謝を申し上げたいと思います。(拍手)

政権交代をはじめよう――比例代表で日本共産党の大躍進を

 私たち日本共産党にとっては、99年の党の歴史で、政権協力の合意を得て、総選挙をたたかうのは今回が初めてのことになります。

 みなさん。政権交代をはじめようではありませんか(大きな拍手)。自公政治は、もう終わりにしましょう。新しい政権――野党連合政権をつくるために、みんなで力をあわせようではありませんか。(拍手)

 そしてそのためにも、比例代表選挙では、ブレずに、誠実に、共闘発展のために力をつくしている日本共産党を大躍進させてください。よろしくお願いいたします。(「共産党がんばれ」の声、大きな拍手)

新型コロナ対策――命を守る新しい政権をつくろう

感染爆発・医療崩壊を引き起こした反省なし

 みなさん。新型コロナは、この間、感染爆発、医療崩壊が起こり、多くの人々の命が失われました。これは「自然災害」ではありません。やるべきことを怠ってきた政治の責任であり、自公政権による「人災」ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 私は、1年半の安倍・菅政権のコロナ対応には、厳しい反省が必要な問題が二つある、ここを大本からたださないと命を守れないということを訴えたいのであります。

 一つは、科学を無視し、無視してきたことへの反省がないということです。政府は、「PCR検査を広げると医療崩壊が起こる」という内部文書までばらまいて検査を抑えてきました。しかし、その結果が、深刻な医療崩壊ではないですか。

 「Go To キャンペーンをやっても大丈夫」だといって、強行した結果、日本中にウイルスをばらまいてしまったではないですか。

 そして、オリンピック・パラリンピック開催の強行です。一方で、人類最大のお祭りをやりながら、他方で、国民のみなさんに自粛を求めても、説得力があるでしょうか(「まったくない」の声)。ありませんね。開催強行が感染爆発を招き、多くの人命を損なったことへの厳しい反省が必要ではないでしょうか。(拍手)

 もう一つは、コロナ対応にまで「自己責任」論を持ちこんだということです。なかでも最悪なのは、「原則自宅療養」という方針を突然打ち出したことです。大きな批判が起こって、多少の手直しをしましたが、今なお撤回していないんです。そのため、コロナで自宅で亡くなった方は、8月だけでも250人になりました。こうした事態を招いた責任は、あまりにも重いのではないでしょうか。(拍手)

 ところが、自民党の岸田新総裁は、総裁選のなかで一言の反省も述べませんでした。ですから、私は訴えたい。命を守るためには政権交代が必要です。日本共産党を躍進させていただき、共闘を勝利させていただいて、自公政権にサヨナラの審判を下し、命を守る新しい政権をつくろうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

ワクチン追加接種と一体に、何度でも無料でPCR検査が受けられる体制を

 さらに訴えたい。新規感染者が減ってきた今こそ、「第6波」の備えに全力をあげるべきです。

 「原則自宅療養」の方針を公式に撤回し、臨時の医療施設を大規模に増やすことを、強く求めるものであります。(拍手)

 ワクチン接種だけでは、「ブレークスルー感染」も起こることが明らかになっています。ですから、ワクチンの追加接種(ブースター)と一体に、「いつでも、誰でも、何度でも、無料で」PCR検査を受けられる体制をつくれ――このことを強く求めていこうではありませんか。(拍手)

 持続化給付金・家賃支援給付金を、一回きりで打ち切ったことは許せません。2回目を出させようではありませんか。コロナが収束するまで、繰り返し出させようではありませんか。(拍手)

「なにより、いのち」を「ぶれずに、つらぬく」日本共産党の躍進を

 これは私たちの新しいポスターです。日本共産党は、オリンピック・パラリンピックヘの姿勢に象徴されるように、「なにより、いのち」を、「ぶれずに、つらぬく」政党です。この根っこには、党をつくって99年、反戦平和を一筋に貫いてきた歴史があります。

 どうかみなさん。命を守るために、日本共産党を大きく躍進させてください。よろしくお願いいたします。(「いいぞ共産党」の声、大きな拍手)

弱肉強食の新自由主義は終わりにして、命と暮らしを何よりも大切にする政治を

 さて、みなさん。それでは、自公政権を倒して、どういう新しい日本をつくるのか。日本共産党は、総選挙で「四つのチェンジ」を訴えてたたかいます。

 第1のチェンジは、弱肉強食の新自由主義はもう終わりにして、国民の命と暮らしを何よりも大切にする政治へのチェンジであります。

医療・介護・障害者福祉・保育――ケアをしっかり支える政治をつくろう

 なぜあんなにひどい医療崩壊が起こったのか。根本に、40年来の医療切り捨ての政治があります。日本のお医者さんの数は、OECD(経済協力開発機構)――先進36の国のうち32位なんです。人口比で平均に比べて14万人も少ない。保健所の数を、全国でも、東京でも、半分に減らしてしまいました。その結果、「電話がつながらない」、「検査が受けられない」、「病院に入れない」。悲鳴が渦巻いたじゃありませんか。

 「医療従事者に感謝する」というのだったら、こういう現実こそ変えなければならないのではないでしょうか(「そうだ」の声、拍手)。医療、介護、障害福祉、保育など、ケアをしっかり支える政治をつくっていこうではありませんか。

「トリクルダウン」は失敗――「ボトムアップ」で経済を良くする道への切り替えを

 もう一つ、訴えたいのは、経済のあり方の大チェンジです。

 自民党の岸田新総裁は、「アベノミクス」を礼賛し、引き継ぐと言っています。しかし、「アベノミクス」がもたらしたものは何だったか。貧富の格差の劇的な拡大ではないですか。安倍・菅政権のもと、日本の大富豪の資産総額は、6兆円から24兆円へと4倍にもなりました。その一方で、働く人の平均実質賃金は23万円も減りました。

 大金持ちや大企業がもうければ、そのうち庶民にも回ってくる。「トリクルダウン」と言いますが、その失敗は明らかではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 だったら切り替えましょう。「ボトムアップ」――庶民の暮らしを底上げすることで経済を良くする。この道に切り替えようではありませんか。(拍手)

 中小企業への十分な支援とセットで、最低賃金を時給1500円まで引き上げようではありませんか。(拍手)

 働く人の「使い捨て」はもうやめさせて、人間らしく働けるルールをつくっていこうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

 高すぎる大学の学費は半分にし、給付奨学金を充実し、不合理な制度である入学金制度は廃止しようではありませんか。(拍手)

 そしてみなさん。コロナのもとでも大もうけをあげている富裕層と大企業に払うべき税金を、払ってもらおうじゃないですか。消費税は5%に減税しようではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

 日本共産党の躍進、共闘の勝利で、新自由主義はもう終わりにして、暮らしに希望を――みんなでつかもうではありませんか。(大きな拍手)

気候危機を打開し、地球の現在と未来を守る政治を

 第2のチェンジは、気候危機を打開し、地球の現在と未来を守る政治へのチェンジであります。

強い危機感を共有し、緊急の行動にたちあがろう

 いま気候危機と呼ぶべき非常事態が起こっています。世界各地で、異常な豪雨、台風、熱波、森林火災、干ばつ、海面上昇などが大問題になっています。「地球が燃えている」。この告発が世界中で広がっています。この日本でも「何十年に一度」という豪雨災害が、毎年のように発生しています。

 そして、みなさん。この問題で、私が強く訴えたいのは、人類に残された時間はわずかしかないということです。地球の平均気温の上昇を、産業革命前に比べて、1・5度以内に抑えないと大変なことになる。しかし、そのためには、2030年までにCO2を45%削減し、2050年にはゼロにしなければなりません。2030年と言いましたら、あと9年しかありません。9年の間に社会の大改革をやらないと人類の明日がない。ここまで事態は切迫しているのです。

 強い危機感をみんなで共有し、緊急の行動に立ち上がろうではないかということを、私は心から訴えたいと思います。(拍手)

「口先だけ」の自公政権――地球を守るためにも政権交代が必要

 ここまで事態が切迫しているのに、自公政権の対応はどうでしょう。昨年、「2050年カーボンゼロ」をようやく言い始めましたが、はっきり言って「口先だけ」のものと言わなければなりません。

 一つは、肝心の2030年度までの削減目標が42%(10年度比)とあまりに低すぎる。世界の先進国はどこも50%、60%の削減目標を掲げています。42%というのは「やる気がない」と言われても仕方がない目標ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 二つ目は、この期に及んで、CO2を一番たくさん出す石炭火力発電所を新増設しようとしていることです。国連も2030年までの撤退を求めているのに、日本では九つの石炭火力の新増設を進めています。言語道断ではないでしょうか。(拍手)

 三つ目は、いまだに原発頼みを続けているということです。しかしみなさん、原発こそ、ひとたび大事故を起こしたら最悪の環境破壊をもたらすということを、私たちは痛いほど体験しているではありませんか。脱炭素、原発ゼロこそ、責任ある政治ではないでしょうか。(大きな拍手)

 四つ目に、実用化のメドが立っていない「新技術」をあてにしているという点でも無責任なものです。

 地球を守るためにも政権交代が必要だということを、私は強く訴えたいと思います。(拍手)

日本共産党の「2030戦略」――希望ある道を一緒に進もう

 日本共産党は、先日、「気候危機を打開する2030戦略」を発表しました。

 まず野心的な目標を提案しています。2030年度までに50%から60%のCO2を削減しようという目標です。これをやりきるために、省エネルギーでエネルギー消費量を40%削減する。再生可能エネルギーで電力の50%をまかなう。40%と50%――省エネ、再エネを組み合わせて、削減目標を達成することを提案しました。

 私が、訴えたいのは、脱炭素、省エネ・再エネの先に待っているのは、経済が停滞・衰退した「さみしい社会」では決してないということです。この道を進みますと、2030年までに年間254万人の新しい雇用が生まれます。GDPが累計で205兆円増えます。脱炭素、省エネ・再エネの道こそ、持続可能な発展の道なのだということを訴えたいと思います。(拍手)

 気候危機を打開することは、暮らしをよくする道にもなるのであります。みなさん。日本共産党の躍進で、希望あるこの道をご一緒に進もうではありませんか。(大きな拍手)

ジェンダー平等の日本へ――政治の転換を

 第3のチェンジは、ジェンダー平等の日本へのチェンジです。

 コロナ危機のもと、「ジェンダー不平等・日本」の姿があらわになりました。非正規で働く多くの女性が職を失い、ステイホームを強いられるもとでDV被害が急増しています。

選択的夫婦別姓、男女賃金格差――政治の根本姿勢が問われている

 そういうもとで、口先だけの「男女共同参画」か、それとも本気でジェンダー平等を目指すのか。政治の根本姿勢が問われています。

 日本は、夫婦同姓を法律で強制している世界で唯一の国です。こんな国は、世界で日本しかないのです。選択的夫婦別姓は文字通り急務ではないでしょうか(拍手)。ところが自民党の岸田新総裁が、総裁選のなかで語ったのは、この問題を「引き続き議論」すると言う。いつまで「議論」しているつもりですか。いつまでも決められないのだったら、野党に政権を渡したらいいと思いますが、いかがでしょうか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

 日本は、男女の賃金格差が特別にひどい国です。女性は男性の55%の賃金です。一生で40年間働くとしますと、1億円近い賃金格差が出てきます。それに連動して年金格差も出てきますから、生涯所得の格差は途方もなく大きい。ジェンダー不平等の根っこには、この問題があるのではないでしょうか。この解決のためには、企業が男女の賃金格差をちゃんとつかんで公表する――「見える」ようにする。これがカギですが、財界も、自公政権も、抵抗してやろうとしません。

日本共産党躍進、政権交代で、誰もが自分らしく生きられる社会を

 ですから、みなさん。ジェンダー平等の日本を実現するうえでも、政権交代が必要ではないでしょうか。(拍手)

 日本共産党を大躍進させていただいて、誰もが自分らしく生きられる社会を、みんなの力でつくっていこうではありませんか。(大きな拍手)

憲法9条を生かして平和外交を進める政治を

 第4のチェンジは、憲法9条を生かした平和外交へのチェンジです。

 いろいろな課題がありますが、いま日本が世界から問われている大問題の一つは、核兵器禁止条約への態度であります。

 自民党の岸田新総裁は、禁止条約への参加を拒否しています。その理由としているのが「核抑止」ということであります。

 しかし、みなさん。「核抑止」とは何か。それは、いざというときには核兵器を使用する、核のボタンを押すということを前提にした議論なのです。もっと言えば、いざというときには、広島・長崎のような非人道的な惨禍を引き起こすことをためらわないという議論なのです。唯一の戦争被爆国である日本の政府が、こんな議論にしがみついているのは、恥ずべきことではないでしょうか。(拍手、「そうだ」の声)

 ですから、ここでも政権交代が必要です。核兵器禁止条約に署名・批准し、「核兵器のない世界」の先頭に立つ新しい政権を、みんなの力でつくろうではありませんか。(大きな拍手)

新政権が合意した政策を実行し、揺るがず前進するには強大な日本共産党国会議員団が必要

 暮らし、環境、ジェンダー、平和――「四つのチェンジ」ということを訴えました。これを実行するためには、日本共産党の躍進と、新しい政権をつくること――この二つがどうしても必要であります。

 そのうえで、私が最後に訴えたいのは、総選挙で政権交代を実現し、新しい政権がつくられたときに、新政権が合意した政策を実行に移し、揺るがずに前進するためには、それを支える強大な日本共産党国会議員団が必要だということであります。(拍手)

 冒頭にご紹介した、市民連合と合意した20項目の政策は、たとえば沖縄の辺野古新基地建設中止一つとっても、それを実行しようとすれば、激しい抵抗や妨害にぶつかるでしょう。野党になった自民党からの大きな妨害も起こるでしょう。そのときに、新政権をしっかり支え、妨害をはねのけ、政策を実行していく、強大な日本共産党国会議員団がどうしても必要ではないでしょうか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

 ですから私は、訴えたい。日本の前途は日本共産党の躍進にかかっています。(拍手)

 どうかみなさん。「比例代表は日本共産党」、この声を広げに広げ、首都・東京から日本共産党の大躍進を勝ち取らせていただきますことを、最後に重ねて訴えまして私の訴えとさせていただきます。ありがとうございます。がんばります。(「がんばって」など歓声、大きな拍手)