2021年9月25日(土)
自公政権を倒すという大局に立って結束を
テレビ朝日番組 志位委員長が発言
日本共産党の志位和夫委員長は24日、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」に他の野党党首らとともに出演し、総選挙に向けて野党共闘の推進やコロナ対応、原発・エネルギー政策、経済政策と消費税減税について語りました。立憲民主党の江田憲司代表代行、維新の会の片山虎之助共同代表、国民民主党の玉木雄一郎代表が出演しました。(志位委員長の発言)
志位氏は、総選挙に向けた野党共闘について、日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組の野党4党と市民連合の合意文書について「大変画期的な合意」「安倍・菅政治のチェンジとなる政策」と強調。「あとは、この政策を実行する政権をどうやってつくっていくかだ」と述べました。志位氏は「政権選択の選挙でもある総選挙ですから、選挙協力をする各党がどういう政権をつくるのか。このビジョンを示しませんと、国民に責任ある態度とはいえませんから、ぜひ近々に話し合って、結論を得たい」と述べました。江田氏は「立憲民主党に投票したら、どういう政権の枠組みができるのかを明確にしないと無責任だと思います。これから党首同士、幹事長同士で話し合っていただくということだ」と述べました。
コメンテーターの玉川徹氏が、野党が総選挙で与党に勝つためには「小異を捨てて大同につけるかだ」と述べたのに対し志位氏は、日米安保条約の廃棄など不一致点は共闘に持ち込まないと述べ、「“大異”があっても横に置いて大同につく。みんなで力を合わせて、いまの自公政権を倒すという大局に立った行動が必要だ」と強調しました。
志位氏は、「国民民主党も含めて協力してやっていきたいというのが私たちの気持ちです。政党だから違いがあるのは当たり前です。違いはそれぞれ主張しながら、やっぱり一致点をよく見極めて、団結していくという立場が野党は大事だ」と語りました。
コメンテーターの長嶋一茂氏は「野党の方たちに頑張っていただけたら国民への信頼回復は起きると思いますし、いま体たらくな部分が自民党にあります。チャンスではないか」と述べました。