2021年9月12日(日)
気候危機の打開は待ったなし 共産躍進で地球環境を守ろう
九州沖縄ブロック 2議席奪還・3議席に挑戦
福岡県オンライン演説会 志位委員長が訴え
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日本共産党の志位和夫委員長は11日、福岡県オンライン演説会で、「今度の総選挙を、日本共産党躍進、市民と野党の共闘の勝利で、政権交代を実現し、新しい政権をつくる選挙にしていきましょう」と訴えました。「日本共産党は九州沖縄ブロックで、現有1議席から2議席を奪還し、3議席に挑戦します。同時に、日本の平和にとって『宝の議席』であるあかみね政賢さんの沖縄1区からの3回連続勝利のために、九州の連帯、全国の連帯を訴えます」と力を込め、「4人そろって国会で活躍できるよう、絶大な支援をお願いします」と呼びかけました。
衆院九州沖縄比例予定候補の、あかみね衆院議員(沖縄1区重複)、田村貴昭衆院議員、まじま省三前衆院議員(福岡9区重複)、まつざき真琴氏(鹿児島2区重複)が決意を表明しました。
コロナ失政と強権・腐敗政治に対する国民の怒りに追い詰められ政権を投げ出した菅義偉首相。志位氏は、「これは、9年間におよぶ安倍・菅自公政治そのものの破たんであり、この政権を支えてきた人たちが、何の反省もなく総裁選であれこれ『ビジョン』を語っても意味はありません」と喝破しました。
その上で、「日本の政治を変えるためには、政権交代が必要です」と強調。「日本共産党の躍進、市民と野党の共闘の勝利で、政権交代を実現し、新しい政権をつくる選挙にしていこうではありませんか」と呼びかけました。
自公政権を倒してどういう新しい日本をつくるのか―。志位氏は(1)自己責任押しつけの新自由主義を終わりにして命と暮らしを何よりも大切にする政治(2)地球規模の環境破壊をやめ、自然と共生する経済社会(3)ジェンダー平等の日本(4)憲法9条を生かした平和外交―の4大争点を強調。この中で、「気候危機打開のための日本共産党の2030戦略」(1日発表)を紹介しました。
世界と日本で気候危機と呼ぶべき非常事態が起こり、福岡県では「数十年に一度」という大雨特別警報が5年連続で発令されています。気候危機打開は待ったなしです。
「戦略」は気候危機の抜本的打開の道を打ち出しました。省エネルギーと再生可能エネルギーを組み合わせ、2030年度までに二酸化炭素を50~60%削減する目標を提唱し、社会のあらゆる分野での大改革を具体的に提案しています。
脱炭素、省エネ、再エネの先にあるのはどういう社会か。志位氏は、雇用拡大と経済発展を示した研究グループの試算を紹介し、「その社会は、停滞・衰退の『さみしい社会』ではありません。脱炭素・省エネ・再エネこそ持続可能な発展の道です」と力説しました。
そして、「この道を進むには、財界中心の政治を根本から変えなければいけません。日本共産党を伸ばして、希望あるこの道を一緒に歩もうではありませんか」と呼びかけました。
オンライン演説会はスマホや個人宅、各地の会場などの593カ所で、1600人を超える人々が視聴しました。
九州・沖縄比例4予定候補訴え
11日の福岡オンライン演説会では、衆院比例九州・沖縄ブロックの4予定候補が訴えました。
沖縄1区選出のあかみね政賢衆院議員は、九州・沖縄で進むアメリカ主導の対中国軍事的包囲網づくりの動きと、それに全面協力する自民党政権を批判。中国の覇権主義などによる国際問題は軍事対軍事ではなく北東アジアの平和外交共同体で解決すべきだと力説し、「米軍基地はいらない。そのために力を合わせよう」と訴えました。
田村貴昭衆院議員は、8月の大雨で2700戸超が被災した福岡県久留米市が被災者生活再建支援法の適用外になっていると述べ、対象の拡大に決意表明。原発優先の出力制御や、太陽光発電の乱開発、福岡空港の米軍の土壌汚染について「地域の国政課題と向き合い切実な要求の解決にがんばる」と語りました。
まじま省三予定候補(福岡9区重複)は、最低賃金引き上げと学費半減・奨学金拡充などで「若い人が希望の持てる福岡に」と述べ、中小小規模事業者支援や消費税引き下げ、産業政策の転換などを訴えました。
まつざき真琴予定候補(鹿児島2区重複)は、男女格差の是正などを訴え、「ジェンダー平等社会をつくるため全力をあげる。子どもたちをコロナから守り学びを保障するため知恵と力を出し合おう」と呼びかけました。
また、市民連合ふくおかの片山純子事務局長がビデオメッセージを寄せました。