志位和夫 日本共産党

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主な活動

2021年4月8日(木)

コロナから命と暮らし守り 総選挙勝利へ党活動の前進を

共産党が決起集会

志位委員長が幹部会報告


 日本共産党は7日、総選挙躍進オンライン全党決起集会を開き、志位和夫委員長が幹部会を代表して報告しました。志位氏は、「総選挙躍進特別期間」を5月末まで延長し、二つの目標に挑戦することを提案し、総選挙躍進に向けコロナ危機のもとでも前進できる党活動をつくりだそうと呼びかけました。集会では4人が決意表明。ユーチューブでの生中継の最大視聴者数は2万5041人にのぼりました。(報告全文)


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(写真)報告する志位和夫委員長=7日、党本部

 志位氏は「特別期間」の到達点について、「1000万対話」の対話数で200万を超え、各比例ブロックで開催されている「オンライン演説会」が画期的成功をおさめるなど重要な前進を勝ち取っていると強調。他方、コロナ危機の深刻化が重大なブレーキとなり、支部会議や党を語る「集い」といった党活動推進の中軸が弱まって、党勢拡大で連続的な後退が続く事態だと指摘しました。

 同時に「コロナだから仕方ない」との立場に立つわけにはいかないと訴え、総選挙がコロナ感染が続くもとでのたたかいになる可能性が少なくないなか、国民と党員の命を守りつつ、コロナ危機のもとでも前進できる党活動をどうつくるかとの新しい探求の課題に取り組み、党活動の着実な前進をつくりだそうと呼びかけました。

 志位氏は「政治的には前進の障害があるわけではない。日本共産党の値打ちが際立つ情勢が進展している」として、(1)大規模検査の提唱などコロナ対応での先駆的役割と、「自己責任」を押し付ける「新自由主義」の暴走と対決し、暮らし・営業・社会保障を守るためにたたかいぬいていること(2)強権やモラル崩壊など政治を担う資格のない菅政権を倒し、新しい日本をつくるうえでのかけがえのない役割(3)ジェンダー平等を求める社会の巨大な変化のうねり、中国の覇権主義・人権抑圧の問題、「資本主義か社会主義か」の「体制論」がホットな話題になっていることなど、激動の情勢のもとでの改定綱領の大きな生命力の発揮―を力説しました。

 そのうえで党活動の発展について志位氏は、「特別期間」を5月末まで延長し、(1)「特別期間」の「四つの課題」を推進しつつ、最も遅れている党勢拡大に力を集中し必ず前進へと転じる党建設の量的目標(2)コロナ危機のもとでも前進できる党活動を知恵と力を集めてつくりだす党建設の質的目標―の二つの目標達成を幹部会の責任で提案するとしました。

 志位氏は「都議選や総選挙など政治日程を展望しても極めて重要な時期に二つの目標を達成すれば、その後の活動の大きな発展の土台をつくることができる」と述べ、コロナから国民・党員の命と健康を守ることと党活動・党建設前進の両立について、全国のすぐれた経験を踏まえて5点を訴えました。

 第一は、国民の苦難軽減という立党の精神に立ち、コロナから命と暮らしを守る取り組みを草の根から発展させることです。

 第二は、支部や党機関の会議をどう開くかです。支部会議の分散開催やオンライン会議の開催などの工夫を紹介し、「支部会議、党機関の会議はあらゆる党活動の力の源泉」と強調し、感染対策をきちんとやりながら会議をしっかり開催することを呼びかけました。

 第三は、国民とともに日本の未来を語り合う「集い」をどう開くかです。さまざまな先駆的経験を紹介しつつ、「『集い』は総選挙勝利に向けたあらゆる活動の推進軸。党員拡大の前進に『集い』の開催が絶対不可欠です」と強調。感染対策をきちんとやりながら支部主催の「集い」を工夫して開くことを呼びかけました。

 第四は、オンライン演説会を大規模に多種多様な形で発展させつつ、街頭や街角での訴えを大いに行い、ポスターを100%張り出し、党の勢いを示すことです。党の元気な姿が有権者の目に見え、耳に聞こえる取り組みを思い切って強めようと提起しました。

 第五は、世代的継承の目標と計画をもち、自覚的に推進するとの2中総決定を太く貫き、実践することです。

 最後に志位氏は、中間地方選挙での着実な前進の流れをつくりだしつつ、都政の前途を大きく左右するとともに総選挙の動向にも直結する6月25日告示、7月4日投票でたたかわれる東京都議選での必勝を呼びかけました。