2021年3月8日(月)
かなみつ勝利で 自民県政切り替えを
千葉知事選 志位委員長が応援
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「県民の願いをかなえる女性知事の誕生を」―。憲法がいきる明るい千葉県をつくる会は、4日告示された県知事選(21日投開票)での、かなみつ理恵候補勝利をめざして7日、津田沼駅前で街頭宣伝を行い、日本共産党の志位和夫委員長が応援に駆け付けました。「3密」対策をとりつつ、大勢の聴衆が足を止めて聞き入りました。インターネットでも中継しました。
かなみつ氏は、演説をじっと聞いていた女性が「政策ビラを見て、これだと思い、あなたに期日前投票した」と話したことを紹介。「あと2週間、一人でも多くの人に政策を届け切る」と力を込めました。
志位氏は、選挙戦の構図について、「有力3候補が立候補しているが、相手の2人を見てほしい」と切り出し、自民党の前県議と、自民党と公明党の一部国会議員と維新の会が応援する前千葉市長で「何のことはない。自民が二つに分かれているだけです」と指摘。「自民党県政を大本から切り替えられるのは、かなみつ理恵さんしかいません」と強調しました。
志位氏は三つの争点が浮かび上がってきたと語りかけました。
コロナから命を守り県政のゆがみをただす
第一は、新型コロナウイルス感染から命と暮らしを守り、コロナが浮き彫りにした県政のゆがみを正せるのはかなみつ候補だけということです。
志位氏は、国いいなりの自民党県政のもとで保健所が18から13に減らされ、公立病院つぶしが行われていると指摘。とりわけ、政府が進めている「地域医療構想」のもとで、県がコロナ対応の中心を担っている10の公立・公的病院を統廃合しようとしていると批判し、自民党に応援される前県議、前千葉市長ではこのゆがみをただせない、かなみつ氏でこそ、県民の命を守る新しい県政をつくろうと訴えました。
大型開発優先の冷たい県政転換
第二は、大型開発を優先し、福祉・暮らしに冷たい県政の転換です。志位氏は、大型開発優先で、財政力では全国4位の千葉県が1人当たりの民生費で47位、教育費で45位となっていると指摘。前県議、前千葉市長は「1メートル=1億円」といわれる北千葉道路と、貴重な干潟・三番瀬をだいなしにする第2湾岸道路を推進するとしており、中止を掲げるのは、かなみつ氏だけだと強調しました。
さらに志位氏は、前千葉市長が、千葉市でやってきたことを見てほしいと述べ、子ども医療費の通院自己負担を2倍にし、市内に60カ所ある公立保育園を4割も減らす計画をつくったことを指摘。「こんな置き土産をする市長を知事にするわけにはいきません」と述べました。
ジェンダー平等先進県へ切り替える
第三は、「ジェンダー平等先進県・ちば」への切り替えです。志位氏は全国で唯一、男女共同参画条例がないのが千葉県であることを指摘。長年にわたって選択的夫婦別姓を求める運動にとりくみ、非正規雇用で働き続けてきた体験から、とくに女性に多い非正規で働く人の思いをしっかり受け止めることのできる、かなみつ氏でこそ、ジェンダー平等を進めることができると訴えました。
志位氏は、知事選の結果は国政にも大きな影響を与えると強調。ぶれないリーダーシップを持ち、弱い立場の人に寄り添う、すばらしい候補者かなみつ氏を勝利させ、千葉県から日本の政治を変えようと、呼びかけました。
長生村前村長の石井俊雄氏が「国にはっきりものを言えるかなみつ氏を」、「フラワーデモ@ちば」の守田早生里さんが「ジェンダー平等を実現するかなみつ氏を」と応援しました。