志位和夫 日本共産党

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演説・あいさつ

2021年3月2日(火)

3・1ビキニデー集会

日本共産党 志位委員長のメッセージ


 「2021年3・1ビキニデー集会」には、日本共産党の志位和夫委員長、れいわ新選組・山本太郎代表、立憲民主党前衆院議員・小山展弘氏から連帯メッセージが寄せられました。日本共産党の志位和夫委員長のメッセージを紹介します。


 3・1ビキニデー集会に際し、日本共産党を代表して、心からの連帯のあいさつをおくります。

 3月1日は、ビキニ水爆実験の被害、核兵器の非人道性を思い起こし、核兵器廃絶への決意を新たにする重要な節目となってきました。今年は、核兵器禁止条約の発効という新たな時代の幕開けのもとで開かれます。

 核兵器禁止条約は、被爆者とともに、ビキニ被災のような核実験被害者の「容認しがたい苦難と損害」を心に留めてつくられました。そして、こうした被害を受けた人々への援助を締約国に義務づけ、そのための国際協力も定めています。非人道的惨禍を繰り返してはならないとの決意と、核兵器の被害者によりそう気持ちが込められた条約です。

 ところが、唯一の戦争被爆国である日本政府は、米国の「核抑止力」を損なうなどとして、禁止条約への参加を拒んでいます。「核抑止」とは、核兵器の使用を前提にした、威嚇の政策です。日本の政府が、「いざとなれば、ヒロシマ・ナガサキを繰り返してもいい」などという立場をとることは許されません。この誤った立場ときっぱり決別すべきです。

 「日本は条約に参加を」の声が立場の違いをこえて広がり、署名運動もはじまっています。日本政府が禁止条約に加わり、核兵器廃絶の先頭にたつならば、世界は大きく変わります。核軍縮をすすめ、コロナ対策に国際的な力を集中すべきです。禁止条約に参加する野党連合政権を実現するために、全力をつくす決意を申し上げてメッセージとします。