志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2020年6月26日(金)

新型コロナ 専門家会議メンバー提起 政府は重く受け止めよ

志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は25日、国会内の会見で、新型コロナウイルスの感染患者数が増加傾向にある点について問われ、「昨日(24日)の東京都内の感染者数の発表など危惧される状況と思っている。専門家の中でも第2波への可能性があるとの評価もある」として、「第2波への備えを本格的にやって、再び緊急事態宣言という事態にならないよう、未然に食い止める取り組みが強く求められる」と述べました。

 また、志位氏は、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーが専門家・助言組織のあり方について発表したことに触れ、「非常に重要な内容が含まれている」と指摘しました。

 専門家会議メンバーの提案では、「専門家・助言組織は現状を分析し、その評価をもとに政府に対して提言を述べ、政府は、その提言の採否を決定し、政策の実行への責任を負い、リスクコミュニケーションに関しては政府が主導し、専門家・助言組織も協力する」という方向に持っていかなければいけないと提起しています。

 志位氏は、専門家会議の提案について「現状がそうなっていないという批判として読んだ。政府が責任をもって政策を決定していない。リスクコミュニケーションに関しても政府が責任をもってやっていない。もっと、しっかりやらなくてはダメだという提起だと思う」と指摘。「専門家会議メンバーの今後の方向性の提起は、政府として重く受け止めるべきだ」と述べました。