志位和夫 日本共産党

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主な活動

2020年1月26日(日)

京都市長選

福山和人さんの勝利で“市民の暮らし 必死で守る市政”に

志位委員長・山本れいわ代表が訴え


 大激戦となっている京都市長選(2月2日投票)で、「つなぐ京都2020」の福山和人候補を必ず押し上げようと、日本共産党の志位和夫委員長は25日、市内3カ所を駆けめぐり、支援を訴えました。志位氏が「『市民のくらしを必死のパッチで守る当たり前の市政を』と訴える福山和人さんを、みんなの力で必ず市長にしよう」と力を込め、四条烏丸では、福山候補、志位氏、応援に駆け付けたれいわ新選組の山本太郎代表、法政大学教授で、市民連合呼びかけ人の山口二郎氏らが手を結ぶと、盛大な拍手に包まれました。


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(写真)声援にこたえる(左から)守田敏也、山口二郎、山本太郎、福山和人、志位和夫、白坂有子の各氏=25日、京都市下京区

 福山候補は、市民のくらしには乗り越えられない壁があり、しんどい思いをしていると話し、「その壁を削るのが政治の仕事」と強調。「くらし応援すぐやるパッケージ」で、普通の市民生活を送ってもらい、それが京都経済を温めることになるとして、「京都を再生させる大チャンス。大きなお力添えを」と訴えました。

 志位氏は、「いま京都ではしんどいくらしをしている方、商売をたたもうかと悩んでおられる方、未来に希望がもてない若者がたくさんいると思います」と語りかけ、「その時に、しんどいのはあなたのせいじゃない、政治の責任だ、市民のくらしを必死で守る市政をつくる」と言い切る福山候補こそ市長にふさわしいと訴えました。

 福山候補の「くらし応援すぐやるパッケージ」が大評判になっていると話した志位氏は、「かゆいところに手がとどくものではないでしょうか」と語りかけ、市民と何度も相談してつくったもので、「すぐに実行できるものばかりです」と強調。その内容として、「みんなで食べる温かい中学校給食」、「子どもの医療費を中学校卒業まで無料にする」、子ども1人あたり3万3000円という「子ども分の国民健康保険料は免除」、「返さなくてもいい奨学金制度」などについて紹介。奨学金の公約では、「これで大学に進学できる」「読みたい本が買える」と大評判となっており、福山市長で実現をと訴えました。

 「すぐやるパッケージ」は、市の年間予算1%である80億円でできると指摘。討論会で現職市長が「200億円足りない」と語り、福山候補が「市の財政当局に確認している」と計算根拠をただすと、現職市長は「またあらためて」と答えず、いまだに根拠を示していないとのべて、「このやりとりではっきりしたことがあります。京都市政にないのはお金ではありません。やる気ではないでしょうか。やる気のある人に代わってもらおうではありませんか」「いくらかかるかわからないリニアや北陸新幹線(延伸)に使うカネがあったら、市民の福祉とくらしに使うべきです」と訴えました。

街頭演説に声援

 志位氏は、京都のまちを守ることも大争点だと指摘。安倍政権が「インバウンド」(訪日外国人)を増やせ、ホテルを建てろと大号令をかけ、真っ先にこたえたのが京都市だと批判しました。

 南禅寺や名勝・無鄰菴(むりんあん)、老舗料亭「瓢亭」のある地域や、世界遺産・仁和寺の門前での大型ホテル計画で景観が壊されると批判し、「福山さんの勝利で、京都の景観を守れ、世界遺産を守れの声をあげよう」と呼びかけました。

 これまで市内乗り入れの高速道路、大文字山へのゴルフ場など、京都こわしの建設計画が持ち上がった際、「それを許さなかったのは、京都を愛する市民の運動でした。今度は、福山和人さんで、世界に誇る歴史文化都市を未来に引き継ごう」と訴えました。

 現職市長陣営が、福山候補が勝てば「市庁舎に赤旗が立つ」と攻撃していることについて、「半世紀前と少しも進歩がありません」と批判。共産党が与党の全国63自治体で赤旗が立っているところは一つもないとして、「建ったのは、保育園であり介護施設です」と紹介。市長選は国政にも大きな影響を与えるとして、「桜を見る会」疑惑にこたえない安倍首相の姿勢を批判し、「野党共闘で徹底追及し、総辞職においこみます。福山和人さんで日本の政治に『福』を呼ぶ勝利を勝ち取ろう」と訴えると、大きな拍手と声援が響きました。

 れいわの山本氏は、「素晴らしい候補がいることを知ってもらうために京都に来た」と訴え。市民生活が困窮しているとして「京都を変えるには京都の市民の力が必要。あなたの力を貸してほしい」と強調し、福山候補の「すぐやるパッケージ」を紹介。中小企業が相次いで休廃業し、非正規雇用率は政令市でワースト1位だとして「これを変えるには、政治で変えるしかない。だから福山さんを市長にするしかない。福山さんの政策にはあなたが、京都が底上げされるメニューであふれている」と訴えました。

 市民連合の山口氏は「日本の民主政治を立て直す大仕事を京都から始めていただきたい」と訴えました。