志位和夫 日本共産党

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主な活動

2019年6月16日(日)

共産党躍進で安心の年金への第一歩を

大阪・名古屋 志位委員長が訴え


 日本の命運を分ける参院選で日本共産党の躍進を勝ち取ろうと、志位和夫委員長は15日、大阪市梅田、名古屋駅前の2カ所で支援を訴えました。いずれも多くの聴衆がつめかけ、街ゆく人が立ち止まり、真剣なまなざしを向ける中、志位氏が「希望と安心の日本」にむけた日本共産党の提案を紹介すると、「そうだ」「その通り」の声と、大きな拍手が響きました。


 くらし、平和、民主主義の三つの柱で、日本共産党の提案を詳しく紹介する中で「年金の不安をなくします」と語った志位氏は、金融庁の審議会が、年金暮らしの夫婦の平均収入と支出の差が月5万5千円、30年間で2000万円不足するとの報告書を出したことに言及。年金を自動削減する仕組みである「マクロ経済スライド」により、現在41歳以下の人は夫婦でさらに30年間で1600万円カットされるとして、「『100年安心の年金』といいながら、老後は年金に頼るなとは、詐欺同然のやり方ではないでしょうか」と批判しました。

 政府が報告書の「受け取り拒否」の態度をとっていることについて、「都合の悪いことを隠ぺいするとんでもない態度です。あわてて拒否しても年金が足りないという事実は変わりません。貧しい年金の現実を直視して、安心の年金をつくることこそ政治の責任です」と強調。「マクロ経済スライド」を廃止して「減らない年金」を実現し、低年金者に一律月5千円、年6万円を上乗せし、底上げをはかるとして、「日本共産党の躍進で安心できる年金への第一歩を踏み出しましょう」とよびかけました。

 民主主義の問題で、政策提言「個人の尊厳とジェンダー平等のために」を発表したことを紹介。男性に比べ女性の賃金が7割だと指摘した志位氏は、「男女の賃金格差をなくし、働く場でのジェンダー平等を実現しましょう」と訴えました。選択的夫婦別姓について「これが実現していないのは日本だけ。結婚する際、同姓にするか、別姓にするかを自由に決められる民法の改正を実現しましょう」と強調。性暴力、DV(家庭内や恋人間などの暴力)など女性に対する一切の暴力を許さない社会をつくり、セクハラやパワハラなどハラスメントを禁止する法整備を実現しようと語りました。

 「実現する希望は市民と野党の共闘にあります」として、参院選32の1人区すべてで野党統一候補の一本化を実現したと報告。「最大限の協力でたたかいぬき、すべての1人区で勝利をめざします。自民、公明とともにその最悪の別動隊――維新の会にも厳しい退場の審判をくだしましょう」と訴え。

 志位氏は「同時に、国民の願いを本気で実現しようとすれば『財界中心』『アメリカ言いなり』という『二つのゆがみ』をただすことができる日本共産党の躍進が必要です」と訴えると、大きな拍手が湧き起こりました。

名古屋

 名古屋駅前での街頭演説では、「聞いていく?」と足を止める人など聴衆の列がぐんぐんと広がりました。「消費税に頼らずに学費をすぐに半減させる共産党の政策は希望」(大学1年生)などの声が寄せられました。

 井上さとし参院議員・比例予定候補は、安倍政権がトランプ大統領に追加購入を約束したF35戦闘機は愛知で組み立てられており、整備拠点化が狙われているとして、「この愛知を戦争準備の拠点にすることは許されない。F35、1機分あれば4000人分の保育所がつくれます。共産党を伸ばして税金の使い方をきりかえよう」と呼びかけました。

 すやま初美参院愛知選挙区予定候補は「生産性という言葉で人間の価値を選別するような安倍政権を市民と野党の共闘で終わらせよう。どんな境遇に生まれても一人ひとりが尊厳を持っていきられる社会をつくりたい」と力を込めました。

 下奥奈歩比例予定候補も決意表明。緑の党東海の尾形慶子代表が連帯スピーチしました。

大阪

 梅田では、街頭を埋める人垣からの盛んな声援のなか、山下よしき副委員長・参院比例予定候補、たつみコータロー参院大阪選挙区予定候補、山本のり子参院比例予定候補が訴え。山下氏は「あの侵略戦争に命がけで反対したのが日本共産党。だから、どんな時もブレない政党です」、たつみ氏は「コンビニオーナーを守る法律がないならつくる。ブラックな働き方を変える」と力強く呼びかけました。

 宮本たけし前衆院議員が紹介され、二見伸明元公明党副委員長と宮本亜紀弁護士が連帯あいさつ。二見氏は「共産党は約束を守る政党だ。弾圧に次ぐ弾圧の時代にもブレなかった」と訴えました。