志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

演説・あいさつ

2019年3月9日(土)

2019年国際女性デー中央大会

志位委員長のメッセージ


 8日、東京都千代田区で開かれた「2019年国際女性デー中央大会」に、日本共産党の志位和夫委員長がメッセージを寄せました。全文を紹介します。


 世界と日本で女性たちのたたかいの伝統を受け継いできた3・8国際女性デーにあたって、ご参加のみなさんに心からのお祝いと連帯のごあいさつをおくります。

 今年は、1979年に国連の女性差別撤廃条約が採択されてから、40年の節目の年です。世界と日本の社会進歩にとって、男女平等と女性の権利は重要な課題であり、女性差別撤廃条約は世界を変える大きな役割を果たしてきました。先進国のなかで女性への差別が深刻な日本で前進をかちとることは、重要な課題となっています。

 この1年、女性のみなさんのたたかいは、安倍9条改憲ストップ、核兵器廃絶、職場の平等と人間らしい働き方、消費税10%中止、くらしと営業を守り、子育て支援や教育、福祉充実をめざして、全国各地でねばりづよく取り組まれてきました。若い女性を先頭に、セクハラや女性蔑視など、差別の是正に声をあげ、行動によって、社会を動かしています。

 そして私たちは、共同のたたかいをすすめるために努力してきました。国会内での共闘、市民と野党の共闘は、着実に前進しています。民法改正、財務省セクハラ問題、女性の政治参加、「働き方改革」、保育や介護の充実、原発廃止、被災者支援など、女性の切実な要求にかかわる多くの課題で、共同行動をひろげることができました。

 4月には統一地方選挙、7月には参議院選挙がおこなわれます。強権とウソでしかこの国を統治できない安倍政権の破たんは明瞭です。新しい軍国主義とファシズムへの国家改造をねらう安倍首相の歴史逆行の暴走を許さず、市民と野党の共闘の前進、そして私たち日本共産党の躍進によって安倍政治を終わらせ、野党連合政権にむけた第一歩を踏み出すために、全力をつくす決意です。