志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2019年3月1日(金)

予算案の土台と根幹が崩壊 採決は認められない

志位委員長が会見


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=28日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は28日、国会内で記者会見し、政府・与党が3月1日の採決を狙う2019年度予算案について「審議を通じて土台も、根幹も崩れた」として、「採決は到底認めるわけにはいかない」と強調しました。

 志位氏は、毎月勤労統計の調査手法の変更への官邸の関与の疑いが極めて深刻になっているとして「予算案の土台が崩れた」と指摘。18年の実質賃金はマイナスではないかと野党が提起しても数字をださず、必要な関係者を参考人としてださず、論外の「報告書」で幕引きを図ろうとしているとして、「統計の信頼性というのは予算案の土台だ。この土台が崩れている」と述べました。

 また、志位氏は、予算案の「根幹」である消費税増税の根拠は総崩れになっていると指摘。実質消費も実質賃金もマイナスで、「380万人増えた」という就業者も高齢者や学生、女性が生活苦で働きに出ざるをえない実態も審議で明らかになったとして、「土台も根幹も崩れた予算案の採決など絶対に認められない。徹底的な審議を通じて問題点を引き続き究明していく」と語りました。