志位和夫 日本共産党

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主な活動

2019年1月5日(土)

共闘勝利と共産党躍進で“安倍政治サヨナラ”の年に

全国心一つに「統一地方選必勝作戦」やりぬこう

19年党旗びらき 志位委員長があいさつ


写真

(写真)党旗びらきであいさつする志位和夫委員長=4日、党本部

 日本共産党は4日、2019年の党旗びらきを党本部で行いました。志位和夫委員長があいさつし、18年のたたかいの成果を振り返りながら、「安倍政権に日本の民主主義をこれ以上破壊させるわけにはいきません。今年を、戦後最悪の安倍政権の最後の年――“安倍政治サヨナラ”の年にしようではありませんか」と訴え。目前に迫った統一地方選挙、参議院選挙で、市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進をかちとり、新しい希望ある政治に道を開く年にするために全力をあげようと呼びかけました。(あいさつ全文)

速やかな野党協議呼びかけ

 志位氏は、昨年画期的な前進をみせた野党の国会共闘の流れを、参院選の共闘へと発展させられるかが今年の大きな課題だと強調。昨年11月の市民連合のシンポジウムでの確認を踏まえ、野党各党が無条件で協議のテーブルにつき、安倍政権打倒と「参院選1人区での野党候補の一本化」を政党間で合意し、その具体化のための協議を速やかにはじめることを強く呼びかけました。また、4月21日に行われる衆院沖縄3区補選での勝利にむけ全力をあげて奮闘する決意を表明しました。

 志位氏は、19年のたたかいとして、(1)今年10月からの消費税10%の大増税を中止し、暮らし第一で経済を立て直す改革(2)「戦争する国づくり」を許さないたたかい(3)沖縄への連帯のたたかいを、さらに発展させる(4)「原発ゼロの日本」をめざすたたかいの発展―の四点をあげ、それぞれで最も幅広い共闘を一貫して追求するとともに、日本共産党の躍進を訴えてたたかうことを強調し、四つの分野での対決点と課題について詳しく述べました。

 そのうえで、統一地方選・参院選をたたかう構えについて、「二つの構えを一体的に貫く」ことを肝に銘じて奮闘しようと呼びかけました。

 第一は、目前に迫った統一地方選で日本共産党の前進・躍進をかちとることを前面にすえて、勝利に向けてやるべきことをやりぬくことです。その際、現有議席の確保自体が容易ならざる課題であると同時に、前進・躍進のチャンスはあるという、「きびしさ」と「チャンス」の両面を握って選挙戦に挑むことが大事です。

 第二は、「参院選は統一地方選が終わってから」という段階論に絶対に陥ることなく、「比例を軸」にすえた参院選での躍進を一貫して追求することです。統一地方選にむけた政治論戦でも、国政論の党の値打ちを大きく語り、党の綱領、歴史、理念を丸ごと理解してもらい積極的支持者を増やす活動に取り組むことと一体に、地方政治での党の値打ちを語ることが重要と強調しました。

 各党は統一地方選を参院選の前哨戦と位置づけ、候補者を大量に擁立するなど激しい動きを強めています。志位氏は、「対話・支持拡大などの選挙活動が本番になってから本格化するというわが党の選挙活動の現状を抜本的に変えることが、勝利にとってはどうしても必要不可欠です」として、常任幹部会として、「統一地方選挙必勝作戦」と銘打って、前半戦の告示日(3月29日)のおよそ1カ月前―3月1日までに、全党が二つの課題をやりきることを訴えました。

 第一は、選挙戦の勝利に必要な草の根での宣伝・組織活動をやりきることです。3月1日を「投票日」にみたてて、支持拡大目標をやりきるなど勝利に必要な活動をやりぬき、さらに選挙本番にむかって、より広い有権者に支持を訴える活動を広げに広げる宣伝・組織活動に取り組もうと訴えました。

 第二は、党勢拡大では、参院選を「前回比3割増」の党勢を築いてたたかうことを展望し、その中間目標として、すべての都道府県、地区委員会、支部が、3月1日までに、党員、「しんぶん赤旗」日刊紙読者、日曜版読者で前回参院選時を回復・突破することです。統一地方選をたたかう党組織は、前回統一地方選時を回復・突破することを目標とします。志位氏が「この『必勝作戦』を“先手必勝”でやり抜こう」と訴えると会場は大きな拍手でこたえました。

 志位氏は、「1、2月の取り組みが勝利に向けた最初の大きな関門になります。全国が心一つに『統一地方選挙必勝作戦』をやりぬき、年初めから連続選挙にむけた力強い流れをつくりだそう」と重ねて訴えました。