志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

党の会議での報告

2019年1月17日(木)

安倍政権の矛盾と破綻つかみ攻めの論戦とたたかいを

「統一地方選必勝作戦」を成功させよう 全国都道府県・地区委員長会議終わる

志位委員長が討論のまとめ


 日本共産党全国都道府県委員長・地区委員長会議は16日、前日に続き、統一地方選、参院選という連続選挙必勝に向けた討論を行った後、志位和夫委員長が討論のまとめを述べ、拍手で確認しました。田村智子副委員長の音頭で、参加者全員で団結ガンバローを行い、「統一地方選挙必勝作戦」を成功させ、歴史的選挙を勝ち抜く決意を固めあいました。


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(写真)連続選挙勝利にむけ、団結ガンバローをする会議参加者=16日、党本部

 2日間の討論で57人が発言し、全国ではリアルタイムで1万2948人が視聴。340通の感想が寄せられました。

 志位氏はまず、討論で連続選挙を勝ち抜く熱い決意が語られたとのべ、「会議は大きな成果をおさめた」と強調。さらに、この会議で、「『支部が主役』の党づくりを学びあう『組織活動の全国交流会』」としても位置付けたが、報告を踏まえてきわめて豊かな経験交流が行われたと指摘。「選挙のなかでこそ法則的な党活動をという立場で、創造的な探求・開拓の報告が寄せられた。この点でも会議は豊かな成果をおさめた」と述べ、会議での発言は大急ぎで「記録集」としてまとめたいと表明しました。

 「今回の会議の成果を生かし、選挙の中でこそ法則的な党活動を探求・発展させ、選挙に必ず勝つとともに、選挙をつうじて強く大きな党をつくる―こうした大きな志をもってがんばりぬこう」と呼びかけました。

 志位氏は、情勢をどうつかみ、どう活動するかについて、「安倍政治の矛盾と破たんぶりは、全国どこでも表れている」ことが討論でも語られたと言及。「安倍政治の矛盾と破綻の焦点をしっかりとつかみ、攻めに攻める論戦とたたかいにとりくみ、統一地方選、参院選を『安倍政治サヨナラ選挙』にしていこう」と訴えるとともに、「そのさい、党綱領にもとづく日本共産党の展望を語り、希望を語ることが重要だ」としました。

 希望を語るうえで、志位氏は「日本共産党ほど、安倍政治を倒した後の日本をどうするか―日本の新しい政治の姿を全面的に示している党はない」と強調。党が、緊急の課題への対応として、5中総で「平和のための五つの緊急提案」「暮らし第一で経済を立て直す五つの改革」という太い政策的方向を明らかにし、「北東アジア平和協力構想」、日ロ領土問題への解決の方策、「徴用工問題」の公正な解決の道など、外交問題でも抜群の政策的な先駆性を発揮していると語りました。「異常なアメリカいいなり」「財界・大企業中心」というゆがみをただす国政の民主的改革の抜本的方策を綱領で明らかにしているのが日本共産党だと訴えました。

 志位氏は、「統一地方選挙必勝作戦」を成功させるうえで、三つの点が大切だと述べました。

 第一は、「必勝作戦」を成功させる最大の保障は、この運動を全支部・全党員の運動にしていくことです。志位氏は、「『必勝作戦』を成功させなければならないと正面から訴えれば、支部と党員は必ずこたえてくれる。ここに確信をもって目標をやりぬこう」と呼びかけました。

 第二は、「集い」を「必勝作戦」成功のうえでも「推進軸」にしていくことです。討論では、「集い」のもつ大きな威力が浮き彫りになったとし、(1)積極的支持者を増やす(2)担い手を増やす(3)党員を増やす―の3点を挙げました。「一石三鳥の『集い』を、得票目標にふさわしい規模で広げに広げよう」と呼びかけました。

 第三は、選挙勝利の独自課題と党勢拡大を必ずやり抜くうえで、党機関が断固たるイニシアチブを発揮することが決定的に重要となるということです。

 志位氏は、「必勝作戦」をやりぬくためには、全支部・全党員が立ち上がる状況をつくり、同時並行で、「躍進の流れをつくる指導的イニシアチブを、県委員長、地区委員長のみなさんが、断固として発揮することが大切だ」と呼びかけました。

 最後に志位氏は、5中総では、連続選挙での勝利・躍進にむけて、党の活動を「ギアチェンジ」しようと誓い合ったとし、今回の会議を受けて「連続選挙での勝利・躍進にむけて、活動を『トップギア』に切り替え、みんなで力をあわせて歴史的選挙を勝ち抜こう」と呼びかけました。