2018年12月9日(日)
国会愚弄の暴走は安倍政治の破たんのあらわれ
共産躍進、共闘勝利で政権に引導を
新潟で演説会 志位委員長が訴え
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日本共産党の志位和夫委員長は8日、新潟市内で開かれた統一地方選と参院選の連続選挙必勝をめざす党演説会で演説し、終盤国会で自民、公明、維新が相次いで「数の力」で悪法を強行したことに対して、「国会を愚弄(ぐろう)する暴走に強く抗議します」と、満身の怒りを込めて表明しました。
志位氏は、終盤国会で、外国人労働者の使い捨てをひどくする出入国管理法改定、浜を企業の食い物にする漁業法改定、民営化で安全・安心な水道事業を危険にさらす水道法改定の採決が強行されたとして、「どの法案もまともな審議がありません。まさに国会を愚弄する暴走そのものです」と厳しく批判。
入管法改定案で、自民党の平沢勝栄衆院議員(衆院法務委員会与党筆頭理事)が衆院での強行採決に際し、「この問題は議論したらきりがない。いくらでも問題が出てくる」と語ったことに触れ、「国民に説明ができない。だから審議なしで強行する。これは安倍政権の『強さ』のあらわれではなく、行き詰まり、弱さのあらわれではないでしょうか」と、暴走を通じて安倍政治の破たんがいよいよ明りょうになったと強調しました。
そのうえで志位氏は、衆院憲法審査会で自民党改憲案の提示を断念に追い込んだことは、「国民世論と野党の結束の大きな成果です」と指摘。「選挙で決着をつけましょう。来年の連続選挙を、市民と野党の共闘の勝利と、共産党の躍進で安倍政権に引導を渡す選挙にしようではありませんか」と呼びかけると会場から大きな拍手がわきおこりました。