2018年10月15日(月)
情勢の潮目の歴史的変化のもと統一地方選・参院選に勝利しよう
本格的選挙態勢へ ギアチェンジを
5中総終わる 志位委員長が結語
日本共産党の第5回中央委員会総会は14日、前日に続き、破たんした安倍政治を終わらせ新しい政治をつくるという歴史的意義を持つ来年の参院選・統一地方選の勝利に向けた討論を行った後、志位和夫委員長が結語を述べ、幹部会報告と結語を全会一致で採択しました。
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2日間の討論で56人が発言。全国ではリアルタイムで1万8045人が幹部会報告を視聴し、718人から感想が寄せられました。
志位氏は、討論全体を通じて、党をあげて心一つにたたかった沖縄県知事選の歴史的勝利に喜びと確信がはじけ、「安倍政権はなぜ倒せないか」というモヤモヤが一掃され、「沖縄のようにたたかえば勝てる」という確信に満ちた発言が相次いだことを強調。日本共産党の沖縄のたたかいへの断固たる連帯の立場には、戦後の沖縄での島ぐるみの基地闘争に党が日本全体の問題として一貫して連帯してきた歴史と、党綱領に沖縄問題を対米従属の根本問題として位置づけ、打破する改革を示している綱領的立場があることを力説し、「このことを全党の誇りにして、引き続き沖縄のたたかいへの連帯と支援を強めよう」と呼びかけました。
統一地方選・参院選の連続勝利に向けて強調された「党活動の『ギアチェンジ』」の意味について、(1)選挙勝利に向けて独自の諸課題をやり抜く特別の臨戦態勢をとる(2)5カ月後に迫った統一地方選を連続選挙の最初の関門として前面にすえた活動にする―という2点をあげました。
そのうえで、「参院選は統一地方選が終わってから」という「段階論」に絶対に陥らず、「比例を軸に」した参院選躍進をめざすとりくみを一貫してつらぬくことを強調。それがすわっているかどうかは実際の活動で示されるとして、▽得票目標を「850万票、15%以上」で一本化し、その達成をあらゆる党活動の軸にすえているか▽宣伝・対話・支持拡大、「集い」などの活動の中身が日本共産党を丸ごと知ってもらい積極的支持者を増やす活動になっているか―などをあげ、常にこれらの点で活動の自己点検を行う大切さを強調しました。
統一地方選の論戦で「自公対日本共産党」の対決構図を押し出している点について志位氏は、▽地方政治では多くの自治体で日本共産党をのぞく「オール与党」である一方、国政では、自治体での「オール与党」の中の国政野党とも共闘を追求している▽有権者は統一地方選で地方政治だけでなく、国政を含めて政党選択を行う―ことなどをあげ、「国政でも地方政治でも自公とその補完勢力に批判を集中し、日本共産党の値打ちを押し出すことを基本にたたかい抜きたい」と述べました。
志位氏は討論の中で、「特別月間」の取り組みによって「今後につながる多くの『芽』、多くの『財産』をつくったことが豊かに語られた」と強調し、その発展の芽を今後に必ず生かし、党勢拡大の高揚の中で連続選挙の勝利を必ずつかもうと呼びかけました。
全党が情勢の潮目の歴史的変化の中、党の躍進への方針を示した決定を一刻も早く全党のものとし、その中身を大いに語ることを訴えました。