2018年10月1日(月)
加藤剛さんお別れ会
「正義感強かった俳優」
志位氏が弔電 市田氏が参列
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6月18日に死去した俳優の加藤剛さんのお別れの会が9月30日、東京・青山葬儀所でしめやかに行われました。演劇関係者ら約1000人が参列しました。
日本共産党からは市田忠義副委員長が参列し献花。志位和夫委員長の弔電が紹介されました。
俳優座を代表して岩崎加根子さんが「正義感の極めて強い、純粋に演劇を追究していく俳優でした。劇団にとって加藤さんが去ったことは痛手です」とあいさつ。遺族で、長男の俳優の夏原諒さんは、13年前に加藤さんが書いた詩「3月の祈り」を朗読。東京大空襲の悲劇を題材にした詩を通して、再び戦争を起こしてはならないという加藤さんの強いメッセージが託されました。
同じ静岡県出身で、親交の深かった里見浩太朗さんは「誰よりも芝居が好きだった人。もっと仕事がしたかったはずです。ゆっくりと休んでください」とお別れの言葉を述べました。俳優座の養成所時代から親交があり、映画「忍ぶ川」でも共演した栗原小巻さんは「誰かのふりをするのではなく心で演じた人。類いまれなる共演者に出会ったことは、私の俳優人生に鮮烈な輝きを与えてくれました」と語りかけました。