2018年7月1日(日)
共闘を発展させるために強く大きな日本共産党を
千葉・船橋共産党演説会 志位委員長が訴え
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来年の参院選、統一地方選での躍進をめざして日本共産党千葉県西部地区委員会は30日夜、志位和夫委員長を迎えた演説会を船橋市民文化ホールで開きました。志位氏は、激動の情勢の中で光る日本共産党の値打ちを縦横に語り、参院選での市民と野党の共闘の勝利、共産党の躍進をかちとり「自民党政治を終わりにして新しい政治をつくろうではありませんか」と訴え、会場いっぱいの聴衆から盛大な拍手と歓声がわき起こりました。
「安保関連法に反対するママの会@ちば」の宮本理恵さんは「市民と野党の共闘の輪をより強く、太く、大きくして必ず安倍政権を倒しましょう」とあいさつしました。
参院選の、しいば寿幸比例予定候補、浅野ふみ子千葉選挙区予定候補や丸山慎一県議団長ら県議選予定候補、各市議選予定候補が勢ぞろい。浅野予定候補は「今度こそ自民党から議席をもぎとり、必ず国会に駆けあがる」と訴えました。斉藤和子前衆院議員があいさつしました。
志位氏は、6月27日の党首討論で加計学園疑惑について「総理の腹心の友が経営する学園が『事を前に進めるため』に総理の名を使い、総理秘書官が深く関与し、巨額の補助金をかすめ取っていた」ことを、否定できない事実を突き付けて安倍晋三首相にただしたと報告。首相は「あずかり知らない」と繰り返すだけだったとして、「それではすまない。15年2月の安倍・加計会談があった場合でも、なかった場合でも、どちらにせよ首相の責任は免れない。首相は『詰み』です」と指摘し、加計孝太郎理事長らの証人喚問をはじめ、徹底追及していくと述べました。
志位氏は、憲法、原発、沖縄など国民運動での新たな共闘の発展を報告したうえで、日本共産党が「共闘の力で政治を変える」ことを貫き、昨年の総選挙での突然の逆流の際にも共闘を守り発展させてきたと強調。「この党を強く大きくすること、共産党躍進の流れをつくることこそ、共闘を発展させる最大の保障です」と力説しました。
米朝首脳会談について「平和のプロセスを開始したことに歴史的意義があります」と述べた志位氏。日本共産党の貢献や、「平和のプロセス」が成功をおさめれば世界でも日本でも大きな情勢の変化が起こること、平和の激動の根本にある世論と運動、党綱領の生命力が激動のなかで生きていることを熱く語り、「日本共産党の野党外交の方針が日本政府の外交方針になる時がくるよう力をつくします」と訴えました。
志位氏は、参院選で自民、公明とその補完勢力を少数に追い込むカギが、「共闘勝利プラス共産党躍進」にあるとして、比例で「850万票、15%以上」を本気でやりきり、比例・選挙区ともに躍進させようと呼びかけました。千葉選挙区では定数6(改選数3)のうち4人が自民党だとして、自民党を落として浅野予定候補の勝利を必ずと強調しました。また、前回5議席へと前進した県議団の粘り強い論戦と県民運動で、重度障害者医療費助成制度で精神障害者を対象にする請願が採択される見通しとなったと紹介し、県議団の躍進を訴えました。
志位氏が「安倍政権を倒すには共闘しかありません。共闘を発展させるには強く大きな日本共産党が必要です」と熱烈に訴えると、盛大な拍手と歓声がわき起こりました。