志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2018年1月23日(火)

やっていることと正反対を平気で言う不誠実な演説

施政方針演説 志位委員長が感想


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=22日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は22日、国会内で記者会見し、同日の衆院本会議での安倍晋三首相の施政方針演説に対する感想を問われ、「自分がやっていることとまったく正反対のことを平気で言うたいへん不誠実な演説だった」と批判しました。

 志位氏は「政府は、子育て世帯を標的にした生活保護削減をやろうとしている。ところが演説で首相は『生活保護世帯の子どもたちへの支援を拡充する』と正反対のことを言った」と指摘。

 沖縄の問題では「沖縄県民に100年、200年先まで多大な負担を強いる辺野古新基地建設を強行しようとしている。ところが首相は『沖縄の方々の気持ちに寄り添い、基地負担の軽減に全力を尽くす』と、これもまったく正反対のことを言った」と批判しました。

 さらに地球温暖化の問題でも、安倍首相が「世界の脱炭素化をけん引していく」と述べたことに言及。「日本はアメリカと一緒に石炭火力発電所の建設を推進し、先のCOP23(国連気候変動枠組み条約第23回締約国会議)では、NGOから『化石賞』を受賞するという不名誉なありさまだ。『世界の脱炭素化をけん引』などとよくいえたものだ」と批判しました。

 志位氏は「一事が万事こういう調子だった。今後、代表質問や予算委員会で首相の姿勢をただしていきたい」と語りました。