2017年11月22日付「しんぶん赤旗」
「党の姿知らせたい」
「思いを代弁」と傍聴者
志位委員長の代表質問
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森友・加計疑惑、北朝鮮問題、経済、沖縄基地、憲法―。「ズバリ、志位さんは私の思いを代弁してくれた。それなのに安倍首相の答弁はひどい」。21日の日本共産党、志位和夫委員長の衆院代表質問の傍聴者は口々に感想を語りました。
今まで共産党とさほど付き合いのなかった人の初傍聴が目立ちました。
夫の出身高校が志位委員長と同じことから共産党に目が向き、小池書記局長の森友・加計追及質問で党に親近感を持ったという東京都港区の女性(65)は、「加計疑惑を志位さんが取り上げてくれてうれしかった。安倍首相は“自分は正しい”というだけで答弁になっていない。ムカムカしました」と憤りました。神奈川県横須賀市の男性(28)は「志位さんのいうことがごもっともなので、反論できないんでしょうね」と言いました。
沖縄米軍問題での追及に首相が「いずれにしてもご指摘はあたりません」と答弁した時には、議場から失笑が漏れました。
相模原市の女性(59)は「志位さんの話は訴求力があり、素晴らしかった。安倍首相は保育無償化も後退しているし、そもそも待機児解消を優先すべきだ。軍事費は増やすし、お金の使い方が違う。私は共産党員じゃないけれど、本当に頑張ってほしい」といいます。
無党派市民だという東京都町田市の長嶌裕美子さん(53)は改憲への危機感から総選挙で共産党候補を応援しました。「志位さんが安倍首相に『憲法を語る資格があるか』と迫ったところは心の中で拍手しました。今日のことを地元で伝えたい」と語りました。
共産党員として頑張っている参加者も決意を語りました。
東京都大田区の花田優子さん(42)は、沖縄県などで米軍が次々引き起こす事件について「悲劇が後をたたない。日米地位協定を改めさせたい。安倍政権を退陣させたい」と涙ぐみました。
横浜市の柴山耀太さん(44)は「経団連の狙いがはっきり分かる質問だった。アメリカと財界の横暴を正面から正せるのが共産党。地域でも頑張って共産党の姿を伝えていきたい」と力を込めました。