2017年6月27日(火)
都議選 大激戦制しダブル議席を
大田区で志位委員長訴え
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1票を争う大激戦の東京都議選の投票日(7月2日)まで1週間を切った26日、日本共産党の志位和夫委員長は大田区(定数8)で、現有1から2への議席増をめざし、藤田りょうこ、佐藤伸両候補=ともに新=を必ず都議会に押し上げようと訴えました。
JR蒲田駅前では、藤田候補が、国民健康保険料が高すぎて受診を我慢している区民の苦境を告発。「生活がよくならなければ、命も健康も守られない」「子育てしやすい社会を東京都からつくっていく」と表明。京急蒲田駅前では佐藤候補が「かつてない反応と切実な願いが寄せられている。ある人から『憲法を守って』と手を握られ、自民党支持の方からも『こんどは共産党だ。絶対がんばれよ』と強く手を握られた」と述べ、憲法9条を守る決意を表明しました。
志位氏は両駅前で、看護師を20年務めた藤田候補の実績を紹介し、「3人のお子さんを育てたお母さんの愛情でいっぱいの訴えでした」と語り、佐藤候補について、「大田区議を3期10年務めた中小企業、産業政策のエキスパート」だと紹介。「大田から都議会の議席を二つにできれば、全都での躍進が実現します。そろって都議会に押し上げてください」と熱烈に訴えました。
志位氏は、同日付全国紙が報じた都内の世論調査結果で、安倍内閣支持率が3~4割台に急落し、不支持率が5割に達するなど、情勢の激変を強調。「森友」「加計」疑惑など国政私物化への国民の批判の前に、都議選告示後、安倍晋三首相は一度も街頭で訴えられないのは「恥ずかしくて都民の前に顔を出せないからです。私は毎日やっています」と指摘すると、駅前をいっぱいに埋めた聴衆から爆笑と拍手が飛びました。
志位氏は、「共謀罪」法強行など憲法無視の暴走政治を示し、「『もう我慢できない』という国民のみなさんの怒りは沸騰しています」と述べ、長年の自民党支持者からも「今度ばかりは自民党を良くする上でも共産党に入れる」という声が広がっていることを紹介。「日本の政治をまともにしたいとの願いは日本共産党に託してください」と訴えました。
大田区では国保料引き上げへの怒りが噴き出し、区役所に4千近い苦情が殺到。志位氏は、国保料の1人1万円引き下げなどの党の都議選重点公約を紹介。財源とともに、4年間で認可保育園を5万3000人分増設させた党都議団の実績を示し、「共産党都議団の現有17議席をすべて守り抜き、さらに新しい議席を増やせば、都民の役に立つもっと大きな仕事ができるのは間違いありません。どうか絶大なご支持を」と訴えると、「そうだ」の声と拍手が起こりました。
引退する、かち佳代子都議も応援に立ち、藤田、佐藤両候補を「そろって都議会に送り出してください」と訴えました。
畑野君枝衆院議員も応援に駆けつけました。