2017年6月7日(水)
志位委員長がベトナム首相と会談
核兵器禁止条約へ協力
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日本共産党の志位和夫委員長は6日、訪日中のグエン・スアン・フック・ベトナム首相(ベトナム共産党政治局員)と都内で会談しました。両氏は核兵器廃絶に向けた協力をいっそう強化していくことを確認。「核兵器禁止条約の国連会議」などの国際舞台で進めてきた両党の協力関係をさらに発展させることで一致しました。
フック氏は、1月の日本共産党第27回大会の成功と、日本共産党が日本政治で重要な役割を果たしていることに祝意を表しました。
志位氏はこれに感謝するとともに、両党関係がさまざまな分野で発展していることを「心強く思っています」と表明。3月にニューヨークの国連本部で開かれた「核兵器禁止条約の国連会議」(第1会期)に参加し、ベトナムのグエン・フオン・ガー国連大使と会談し、会議成功のために協力したことに言及し、「第2会期(6月15日~7月7日)の成功と条約実現のために引き続き力を合わせましょう」と述べました。
フック氏は大きくうなずいて、賛意を表しました。
両氏は、2007年に始まった両党間の理論交流がこれまで6回、成功裏に行われてきたことを高く評価。今後も活発に進めていくことで一致しました。
また地域情勢では、フック氏が南シナ海の紛争問題についてのベトナム政府の立場を説明したのに対し、志位氏は「力による現状変更をめざす動き」は許されないことを党大会決議で表明したと指摘。同時に、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国が2002年に調印した「南シナ海行動宣言(DOC)」に基づき平和的に紛争を解決すべきだと指摘し、法的拘束力のある「南シナ海行動規範(COC)」の早期締結が重要だと述べました。
会談には日本共産党から緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者、笠井亮政策委員長・衆院議員、田中悠書記局次長、田川実国際委員会事務局長、面川誠同委員ら、ベトナム側からグエン・バン・ビン・ベトナム共産党中央経済委員長、マイ・ティエン・ズン政府官房長官、グエン・クオック・クオン駐日大使、ブイ・フイ・フン首相補佐官らが同席しました。