2017年6月3日付「しんぶん赤旗」に掲載
福手氏を必ず都議会に
定数2の文京区 志位委員長訴え
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東京都議選で、定数2を有力3人で争う大激戦の文京区。日本共産党の志位和夫委員長は2日、同区・後楽園駅前で街頭演説を行い、福手ゆう子候補を必ず押し上げてほしいと訴えました。仕事帰りの人や若者の足も次々に止まり、ぐんぐん膨れ上がった人垣。志位氏の訴えに「共産党、最高」とエールを送る若者も。志位氏は、憲法9条改定に首都からノーの審判を下すとともに、築地市場の豊洲新市場への移転中止と築地再整備、福祉・暮らし最優先の都政を、日本共産党の躍進で実現しようと力説しました。
福手候補は、歓声や指笛のエールを受け、「小竹ひろ子都議の議席を必ず引き継がせてください。都政に福祉の心を取り戻し、命と暮らし最優先の都政へ変えたい」と決意表明。医療現場の経験や文京区議の活動を語り、「区民と力をあわせたときに政治が動いてきた。今度は都政でみなさんの福祉の願いを実現したい」と訴えました。
志位氏が「福手さんは、大塚都バス車庫跡地に認可保育園、特養ホーム、公営住宅をつくることなど、区民の願いに寄り添い、その実現のためにひたむきに頑張ってきた素晴らしい政治家です。今度は都議会でその仕事をやってもらおうではありませんか」と呼びかけると、「そうだ」の声と大きな拍手が飛び交いました。
志位氏は、安倍晋三首相の狙う憲法9条改定の本質が、戦力不保持を定めた9条2項の死文化、海外での無制限の武力行使にあると告発。「最初の審判の場となるのが都議選です。安倍自公政権による憲法破壊から、世界に誇る9条を守れ―平和の思いはこぞって共産党に託してください」と呼びかけました。
暮らしの問題では、国保の運営主体の都道府県化の動きに伴い、東京23区では国保料が今年度で1人当たり7252円(基礎分と後期高齢者支援分)も引き上げられようとしていると告発。「命にかかわる大問題です。共産党は国保料を1人当たり1万円引き下げることを公約に掲げています」と訴え、支持を呼びかけると、共感の拍手が鳴り響きました。
次期衆院選をたたかう石沢のりゆき東京2区候補も訴えました。