志位和夫 日本共産党

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主な活動

2015年10月18日付「しんぶん赤旗」に掲載

国民連合政府

菅長官の“選挙目当て”発言

「知的貧困は深刻」と志位委員長、ピシャリ


 大義にもとづいた政治をしたことのない人の発想か―。

 菅義偉官房長官は16日の記者会見で、日本共産党が提案している、戦争法廃止・立憲主義回復のための「国民連合政府」構想について問われ、「安保条約破棄とか自衛隊解散と言っていたが、どう国民に説明するのか」「選挙目当てかと思う」などと答えました。

 記者は、“党としては安保条約廃棄の方針は維持するが、国民連合政府には求めない”とした志位和夫委員長の説明(15日)を紹介しつつ、政府の見解をただしたのです。

 菅氏の発言に志位氏は同日、ツイッターへの投稿で反論。「政府が破壊した立憲主義を回復するために連立政府をつくるという大義を最優先させ、自らの基本政策を堅持しつつも連立政府にそれを求めるという態度はとらない。これを『選挙目当て』としか批判できないの? 政府の知的貧困は深刻です」と説きました。

 “憲法とは国家権力を縛るもの”だという立憲主義の本質を理解しない安倍政権に対し、多くの憲法学者から「反知性主義」と痛烈な批判が上がっています。菅長官の発言には、「知的貧困」「反知性」が如実に表れています。