2016年6月26日(日)
市民とともにたたかい あべ統一候補必勝を
熊本で志位委員長
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参院選1人区の熊本選挙区の市民・野党統一候補、あべ広美氏の必勝に向けて、日本共産党の志位和夫委員長を迎えて25日に開かれた熊本市での演説では、聴衆がアーケード街の奥へとぐんぐん膨らみ、声援と盛大な拍手が何度も響き渡りました。日本共産党の、いせだ良子、益田牧子両比例候補も訴えました。
あべ候補は、戦争法強行に続く、安倍政権の改憲の野望に危機感を示し、「この流れを止めるために、負けるわけにはいかない」と決意を表明しました。
志位氏は、熊本地震に続く豪雨災害による被害を見舞い、「日本共産党は、あべ広美さんと力をあわせて次の三つの仕事に取り組んでいきます」と述べ、(1)仮設住宅を早急に建設し、住まいを確保する(2)被災者生活再建支援法を改正、支援金を最大500万円へ拡充、半壊、一部損壊に対象拡大(3)特別法をつくり、復旧・復興は全額国庫負担にする―と表明しました。
「住まいを確保することは政治の責任です」と強調し、野党共同で被災者生活再建支援法の支援金を500万円に拡充する法案を出したと紹介。志位氏自らが被災自治体の首長を訪問して、「激甚災害に指定されても復旧・復興の1割が自治体の負担になり、とても負担できないという声を聞きました」と語り、「特別法をつくって全額を国が負担すべきだと政府に申し入れ、政府はやると約束しました。ところが、国会に法案も出していません。こんな無責任な姿勢はありません。復旧・復興は全額国の負担でやらせよう」と呼びかけると、「そうだ」と共感の声と拍手に包まれました。
志位氏は、全国32の改選1人区での野党統一候補のたたかいについて、「多くの新聞で“共闘の効果”が発揮されつつあると書いています。32全部で共闘の効果を存分に発揮して、全部で勝利しよう」と力強く訴えました。
志位氏は「野党統一候補の一番乗りは熊本です。野党と市民が力あわせ、温かい心、政治を変える確かな力を持つ、あべさんを必ず国会へ送ろう」と力を込めて訴えました。
小学3年と2歳の男の子を連れて参加した女性(35)=熊本市南区=は「絶望的になるくらい低い収入の中から高い保育料を支払わなければならず、志位さんが“アベノミクス不況”と言った通り。そこに震災が加わって限界です。家計応援へ税金の使い道などを変える共産党の『三つのチェンジ』実現をぜひ」と語り、野党共闘と党の躍進へ期待を寄せました。