2015年10月3日付「しんぶん赤旗」
「国民連合政府」提案で懇談
“ピンチは絶好の好機”
鳥越俊太郎氏と志位氏
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日本共産党の志位和夫委員長は2日、ジャーナリストで「アベ政治を許さない」一斉行動の呼びかけ人の鳥越俊太郎氏と都内で懇談し、自身が提案した「戦争法廃止の国民連合政府」実現の「提案」について語り合いました。
鳥越氏は「提案」について、「安保法制(戦争法)に反対した人々が望んでいるのは、安倍政権の暴走を止めて倒すことであり、これへの対応が政党に求められている」「野党にはそれぞれ立場の違う問題もあるが、それらを乗り越えて、安倍政権打倒の一点で一致して選挙をたたかってほしい」と強調しました。
鳥越氏と志位氏は、安倍政権が歴代政権のなかでも立憲主義破壊、国民の意思のじゅうりんなどの点で最悪の政権であり、「独裁政治」といえる状況になっているとの認識をそれぞれ述べあいました。
一方、戦争法案反対のデモで示された国民のエネルギーについて、志位氏は「一種の『市民革命』につながるものであり、だからこそ私たちも『国民連合政府』の提起を行いました」「ありとあらゆる力を注いで頑張らなければならないと思います」と表明。鳥越氏は、「ピンチは絶好のチャンスであり、これを逃す手はありません」「私もできることは協力していきたい」と語りました。