2013年6月11日付「しんぶん赤旗」に掲載
党の躍進で希望がもてる平和な日本をつくろう
志位委員長が札幌・高知遊説
日本共産党の志位和夫委員長は9日、NHK番組出演後に札幌市へ、10日は高知市へと遊説で列島を縦断、「古い政治が壊れ、新しい政治に変わる『夜明け前』に差しかかっています。共産党の大躍進を勝ち取り、誰もが安心し希望をもてる日本、平和な日本をつくる選挙にしていこう」と精力的に訴えました。
参院選の真の対決構図が“自共対決”にあると明らかにし、党の「改革提言」を示した志位氏。本番さながらの訴えに、どの会場からも盛んな拍手や掛け声が送られました。
安倍政権の経済政策アベノミクス。日本を“解雇自由”“ただ働き自由”の国につくりかえたうえに、原発再稼働、環太平洋連携協定(TPP)まで推し進める―。志位氏は「“多国籍企業栄えて民滅ぶ”というのが安倍政権の『成長戦略』です」と厳しく指摘。消費税増税ストップ、働く人の賃金・安定雇用を増やす党の対案を示し躍進を訴えました。
北海道も高知県もともにTPPは大問題。関連産業を含めた被害総額1・6兆円(北海道)、コメは65%減少し生乳も豚肉も全滅(高知県)など地域経済への甚大な被害に言及し、「たたかいはこれからです。公約破りの自民党と、民主、維新、みんななどTPP推進の諸党に厳しい審判を下し、暴走にストップをかける選挙にしよう」と力説しました。
高知での訴えでは、高知上空の「オレンジルート」で傍若無人な訓練飛行をする米軍機オスプレイと、救急医療のためのドクターヘリとの事故の危険性にも言及し、訓練の中止と撤去を要求しました。
「アメリカいいなり政治」の転換とともに、自主・独立・平和の新しい日本を築こうとの訴えに、会場は大きな拍手で応えました。