志位和夫 日本共産党

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主な活動

2014年10月29日(水)

きょうの潮流


 日本共産党に対する韓国の人々の信頼が少しずつ深まっていると感じます。志位和夫委員長、笠井亮衆院議員、紙智子参院議員が24日から28日まで訪韓。初めて日本軍「慰安婦」問題を公式議題に取り上げた日韓・韓日議員連盟合同総会での積極的な発言は、「河野談話、村山談話の精神にふさわしい行動」を明記した共同声明として実を結びました▼来年はアジア・太平洋戦争の敗戦から70年、日韓国交正常化から50年。日本共産党は1922年の創立時から侵略戦争と植民地支配に反対してたたかい続けた唯一の日本の政党です▼この党が臆することなく韓国の人々と交流を広げていける土台には、侵略と植民地支配に対する明確な態度があると実感します。植民地支配期に日本に持ち出された李王朝の記録文書「朝鮮王室儀軌」の返還(2011年)に尽力した緒方靖夫元参院議員、笠井議員の行動もそうでした▼志位委員長は高麗大学での講演で「北東アジア平和協力構想」の内容と実現の展望を語りました。平和と協力の「基礎となるのは信頼」だと述べ、信頼は歴史の過ちを「未来への教訓とする態度を取ってこそ得ることができる」と▼歴史の真実を直視し、過ちを正す―その土台の上に未来への具体的な展望を示したのが今回の講演でした▼韓国メディアも注目。ある大手紙幹部は言います。「北東アジアの平和と協力という言葉だけなら誰でも語れるが、日本共産党の『北東アジア平和協力構想』は誰でも語れる内容ではない」