2014年10月19日(日)
「安倍政権の審判者」
志位委員長インタビュー 朝鮮日報が掲載
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韓国で最大部数を有する日刊紙・朝鮮日報の16日付が、「反安倍の先鋒に立つ日本共産党 『歴史ねつ造勢力に未来はない』」と題した特集記事を掲載しました。
同紙は、日本共産党の志位和夫委員長に電話で約1時間のインタビューを行い、日本軍「慰安婦」問題などに対する共産党の立場を紹介しました。志位委員長を、安倍首相の「宿敵」だとし、野党が安倍政権の暴走を止める役割を果たせずにいるなかで「安倍政権の審判者として脚光を浴びているのが共産党だ」と伝えました。
記事は冒頭、「歴史を隠蔽(いんぺい)してねつ造することこそ、最も恥ずかしいことです。そのような勢力に決して未来はありません」と語った志位委員長の言葉を紹介。「慰安婦」問題で、日本軍の関与を認めた「河野談話」を見直そうという動きについて、政府の言い分に沿って、反論をした内容を詳しく掲載しました。
憲法9条を壊すことや集団的自衛権の容認に、5~6割が反対している日本の世論調査に触れながら、「安倍政権が右傾化へと突っ走っても、日本の市民社会の抵抗が徐々に強まってきている」(志位委員長)と伝えました。
志位委員長は、「一部の右派が『慰安婦』問題を認めることが日本人の自負心を傷つけているというが、むしろ『慰安婦』問題を無視することが、日本人の自負心に傷を与えることだ」「まず日本が過ちを清算すること」「その次に韓国と未来に向けた友好交流に堂々と名乗り出たい」と語っています。
また、同紙は日本共産党について「戦前から現在まで、侵略戦争、植民地支配を一貫して批判し、抵抗してきたことを自負している」と紹介。「共産党の暴力的で独裁的なイメージとは全く違う」とし、旧ソ連や中国からの干渉とたたかってきたことや北朝鮮と断絶していること、「自主独立」路線を確立していることなどを伝えました。
日本共産党は企業献金を受け取っておらず、「しんぶん赤旗」の報道は聖域がないとし、「日本で最も進歩的で良心的なマスコミだという評価もある」と紹介。結党からの年表も掲載しています。