志位和夫 日本共産党

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主な活動

2014年5月25日(日)

首都・東京での躍進で共産党躍進の大波を

いっせい地方選勝利へ党演説会 志位委員長が訴え


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(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=24日、東京・渋谷公会堂

 「首都・東京での躍進で、日本共産党躍進の大波を」―。来春のいっせい地方選挙勝利をめざして24日、東京都渋谷区で党演説会が開かれました。前日の大阪に続いて志位和夫委員長が力強く訴えました。会場の渋谷公会堂は、開会の3時間前から並んだ男性をはじめ都内全域からの参加者で2階席まで満席に。中間地方選挙といっせい地方選挙の候補者が順次紹介され、会場は大きな拍手と声援に包まれました。都知事選をたたかった宇都宮健児・元日弁連会長が共産党躍進への期待を語りました。

 志位氏は冒頭、昨年の東京都議選からはじまった日本共産党の躍進にふれ、「東京の躍進が全国の躍進を呼び起こしました。いっせい地方選でも日本共産党躍進の大波をつくりだしていただきたい」と呼びかけました。

 集団的自衛権の行使容認や消費税増税など税制問題、原発再稼働など、安倍政権の暴走政治の一歩一歩が国民との矛盾、世界との矛盾を広げ、安倍政権が墓穴を掘りつつある情勢を解明。どの問題でも国民の立場からの対案を示し、国民と共同してたたかう日本共産党のかけがえのない役割を縦横に語りました。

 この中で志位氏は、解釈改憲による集団的自衛権行使容認に対し、これまで保守政治の中枢にいて屋台骨を支えてきた元自民党幹事長、歴代の内閣法制局長官らもそろって反対の論陣を張るなど保守の人々も含めた国民との矛盾が広がっていること、安倍首相が過去の日本軍国主義による侵略戦争や植民地支配を肯定・美化する立場に立つなかで進める解釈改憲に対して世界から危険な動きだと批判がおこっていることを示しました。

 その上で、日本共産党の提唱している「北東アジア平和協力構想」について、ある大使から「政権をとって、この構想を実現してほしい」と期待が寄せられていることを紹介。憲法9条を生かした日本共産党の野党外交を語り、大きな拍手に包まれました。

 国民生活、日本経済を破壊する消費税大増税の暴挙を批判した志位氏は、政府の税制調査会が赤字の中小企業からも税金を取り立てる方針を打ち出していると指摘。もうけをため込む大企業の内部留保はこの1年間で、上位400社でさらに17兆円も増え、大企業全体では20兆円近く増加したと明らかにしました。

 「この1年で増えた内部留保の一部を使うだけでも大幅賃上げは可能です。大企業の内部留保を活用して大幅賃上げを実現し、安定した雇用を増やし、中小企業に適正な単価を払わせ、日本経済を内需主導の安定的な成長の軌道にのせよう」と訴えました。

 日本共産党以外の主要野党が安倍政権の「翼賛」政党に堕落し、「自共対決」という政党地図がいよいよ鮮明になっていると強調。「日本共産党を大きくすることこそ日本の未来はあります」と躍進をよびかけると、大きな拍手に包まれました。

 地方選挙の候補者を代表して沢田あゆみ新宿区議団長らが決意表明しました。宇都宮さんは、「一人ひとりは微力だが、集まれば社会を変える力になる。この一つ一つの微力をつなげる役割を共産党に果たしてほしい」と訴えました。

 中野区在住の保育士の女性(35)は「志位さんが、戦前、侵略戦争反対を唯一貫くなど92年の歴史が共産党の力の源泉だと話したところに感銘しました。軍国主義復活の安倍暴走政治を止めるため、共産党を躍進させたい。今、私たちが頑張らなくてはいけないと思いました」と語りました。