2014年1月25日(土)
安倍政権の暴走に国民的大反撃を
党議員団総会 志位委員長があいさつ
“激突”の国会始まる
第186通常国会が24日、開会しました。会期は6月22日までの150日間。2013年度補正予算案と14年度予算案をはじめ、内政・外交の重要問題で論戦が展開されます。同日、日本共産党はブラック企業規制法案を再度提出。国会周辺では、秘密保護法の廃止を求める市民らが結集し、“人間の鎖”で包囲しました。消費税大増税や原発推進、沖縄新基地建設、憲法改悪など安倍政権が進める一連の暴走政治と、各分野で広がる国民のたたかいが激突する国会の幕が開きました。日本共産党は国会議員団総会を開き、志位和夫委員長が安倍政権の暴走にたいし国民的な大反撃をもって応えようと呼びかけました。衆参両院本会議で安倍晋三首相の施政方針演説が行われました。
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あいさつに立った志位委員長は、民意に背く消費税大増税や原発再稼働、沖縄新基地建設、憲法改定、国益を損なう靖国神社参拝など安倍政権が進める一連の暴走政治を厳しく批判し、「すべての暴走に対して国民的な大反撃をもって応えよう。各分野のたたかいを空前の規模に発展させて安倍内閣を包囲し、その暴走を頓挫(とんざ)させ、ストップする国会にしていこう」と力強く呼びかけました。
冒頭、志位委員長は、昨年末の臨時国会の幕切れに続いてこの通常国会でも初日から多くの市民が国会を包囲し、かつてない発展をみせる秘密保護法反対のたたかいや、新基地建設押し付けに「ノー」の審判を下した沖縄県名護市長選挙の歴史的勝利に言及しました。「この通常国会は、国民の大反撃が開始されているもとでの国会になります。あらゆる分野で、安倍政権の暴走と、発展しつつある国民のたたかいが激突する国会となります」と指摘しました。
志位氏は、たたかいの課題と方針を全面的に明らかにした第26回党大会決定を縦横に活用した論戦を呼びかけるとともに、安倍政権の暴走に「対決」し、国民の立場に立った「対案」を示し、国民との「共同」を広げて政治を動かす―「この仕事にしっかり取り組むことができるのは日本共産党国会議員団をおいてほかにありません」と強調しました。
そのうえで、「実力のうえでも『自共対決』の時代を開こう」という先の党大会の合言葉を引き合いに出し、「『自共対決』といった場合、最前線の舞台となるのは、やはり国会のたたかいです。『日本共産党ここにあり』の大奮闘をおこない、党の値打ちを光らせよう。強く大きな党をつくって、さらなる躍進を勝ち取り、実力のうえでも『自共対決』の時代を開く国会にしていこう」と、いっそうの奮闘を呼びかけました。