2006年1月19日(木)「しんぶん赤旗」

綱領の生命力確信に本格的前進

CS放送 志位委員長語る


 日本共産党の志位和夫委員長は、十七日放送のCS放送・朝日ニュースターの番組「各党はいま」に出演し、日本共産党第二十四回大会の結果や通常国会に臨む方針などについて、朝日新聞の梶本章論説委員のインタビューに答えました。

 志位氏は、十四日に閉幕した党大会について、新しい綱領が世界と日本の情勢を分析して進路を指し示す羅針盤となり、同時に草の根で頑張っている支部にとっても日常の指針になっていると述べ、「新しい綱領の生命力がみんなの確信になった大会になった」と総括。党建設でも本格的前進の軌道にのせて国政での前進につなげたいと決意を表明しました。

 また、二十日から始まる通常国会に臨む方針について、定率減税の全廃、医療の改悪などで国民に二兆七千億円の新たな負担増を強いる予算案のあり方を抜本的に組み替えることなどが重要な課題になってくると指摘。

 公務員削減問題についても福祉、教育、安全など国民サービス分野を削減すること、公務員に連動させた民間の賃金抑制、増税への地ならしなど三つの狙いを指摘し、「公務員だけの問題ではなくて国民全体への攻撃だ。社会の連帯で打ち破っていく必要がある」と強調しました。

 小泉首相が靖国参拝問題への批判にたいし居直りの態度を示していることについて、戦後国際秩序の土台にかかわる問題で「一つの問題」でないことを指摘。また、「心の問題」でなく政治的行為であり、政治的意味を持つことを理解できないのなら、外交をやる資格があるのかという問題になってくると批判しました。