2013年6月28日(金)

「日本共産党ここにあり」の大奮闘で参院選躍進を

都議選の教訓生かしやるべきことをやり抜こう

全国決起集会開く


 日本共産党は27日、党本部で「参議院選挙必勝 全国決起集会」を開きました。志位和夫委員長が報告に立ち、「都議選の躍進を確信とし、そのたたかいの教訓を生かし、参院選で連続躍進を勝ち取るために全党が心一つに、残る期間、『日本共産党ここにあり』という大奮闘を心から訴えます」と力説、全党の総決起を呼びかけました。全国の党員や後援会員が党内通信や党のホームページで視聴しました。

(全 文)


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(写真)報告する志位和夫委員長=27日、党本部

志位委員長が報告

 志位氏は、17議席を獲得し第3党に躍進した都議選結果について心からの謝意を述べたうえで、都議選から得た三つの教訓―(1)「自民と対決、抜本的対案を示す」という姿勢を貫く(2)「全国は一つ」で勝ち取った成果(3)宣伝・組織戦の規模をいかにして広げるか―を明らかにしました。

 第一の教訓は、政治論戦で「自民と対決、抜本的対案を示す」という姿勢を貫くことです。

 志位氏は「安倍政権の暴走に対して、国民のなかに不安感、危機感が広がりつつあるなかで、『自共対決』というきっぱりとした政治的対決姿勢を貫いたことが都民から評価され、躍進につながった」と強調しました。

 政治論戦を進めるうえで留意すべき三つの点―(1)自民との対決姿勢とともに、責任ある抜本的対案を語る(2)「共産党を伸ばせば日本の政治は必ず変わる」と大いに語る(3)「今度は共産党かな? でも…」という疑問にかみ合って党の全体像を語る―を指摘しました。

 第二の教訓は「全国は一つ」で勝ち取った都議選の成果を参院選でさらに発展させることです。

 志位氏は全国的連帯と奮闘で生まれた数々の感動的なドラマを紹介しながら、「『全国は一つ』という立場はいよいよ大切になってきます。参院選では全党の同志たちが全国に持っているつながりをすべて生かした選挙戦を、壮大な規模で展開しよう」と訴えました。

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(写真)参院選勝利にむけ、拳をあげて決意を固めあう決起集会参加者。壇上は志位和夫委員長(左から3人目)と参院比例予定候補5氏=27日、党本部

 第三の教訓は、宣伝・組織戦の規模をいかにして広げるかです。

 志位氏は、参院選に発展的に生かすべき教訓として、(1)党の元気な姿を伝える工夫をこらした宣伝戦を全国で展開する(2)「マイ名簿」の取り組みを軸にしつつ、テレデータを使った「声の全戸訪問」を広げる(3)選挙はがきを送った人に協力をお願いし、担い手を広げる取り組みに力を注ぐ―三つの点を強調。

 参院選で解禁されるネット選挙への意欲的な挑戦とともに、宣伝・組織戦の飛躍のなかで党勢拡大を目的意識的に進め、その高揚のなかで選挙戦に臨むよう呼びかけました。

 最後に志位氏は、比例代表選挙について「全国は一つ」で政党の“生の力”がそのまま反映するたたかいになると述べたうえで、「都議選の躍進を確信にしつつ、同時に参院選にあたっては『勝って兜(かぶと)の緒を締めよ』という立場で気を引き締めて臨み、少しも緩みや甘さがあってはならない」と力説しました。

 「自共対決」を正面から押し出し、650万票以上の得票目標、「比例を軸」に5人の比例候補全員当選を全党の力を総結集してやり抜くとともに、いくつかの選挙区では積極的に議席獲得を勝ち取ることを訴えました。