2013年6月16日(日)
日本共産党の志位和夫委員長は15日、都議選で練馬、板橋、足立、葛飾4区を駆け、「都議会で野党の立場でチェック機能を果たし、都民の立場で改革の提案を出しているのは、日本共産党だけになっています。“オール与党対共産党”こそ選挙の争点です。このたたかいを勝ち抜こう」と力いっぱい声を上げました。
演説1時間前から党・後援会がメガホンを使った積極的な呼びこみ活動を展開した練馬駅前。聴衆から外れ、腕組みしながら演説を聞いていた男性(35)は「自民も民主もダメ、維新も期待はずれ。都議会唯一の野党が共産党だと思う。しっかりと反対する党がいないと、気がつくと税金が上がっていたりするでしょう。11議席はとって議案提案権ぐらい持ってほしい。そうでないと、東京がボロボロになる」。
演説場所につくなり聴衆の輪に入りこみ、一人ひとりと丁寧に握手した志位氏。自らマイクを握り演説の呼びこみも行うなど精力的に動きました。
志位氏は都民の切実な「三つの願い」―(1)暮らしと景気をよくする(2)原発ゼロの日本へ(3)憲法を守り生かす―を日本共産党に託してほしいと力説。「共産党が躍進すれば都政は必ず変わります。躍進を勝ち取らせてください」と訴えました。
買い物客らが足をとめ、聴衆の輪がふくらんだ板橋区・高島平団地前。志位氏の演説を聞いた1歳の子をもつ父親は「待機児童が多いなかで自分の子がそうなったら困る。認可保育所を充実させてほしい」と切実です。「投票先は決めていないが、(認可保育所増設の公約は)心にとまる政策。マニフェストが一貫して変わらない政党で評価しています」