2013年5月19日(日)

激突の情勢 今こそ出番

全国革新懇が総会開く


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(写真)全国革新懇の第33回総会で発言する志位和夫委員長=18日、東京都千代田区

 全国革新懇は18日、東京都内で第33回総会を開きました。全国から約220人が出席。改憲や環太平洋連携協定(TPP)交渉参加、原発推進に固執する安倍政権の暴走と破綻、維新・橋下徹共同代表(大阪市長)らの暴言―これらを許さない全国各地の活動やその広がりが報告され、議論を深めました。

 日本共産党の志位和夫委員長が、いまの情勢をどうとらえ、どうたたかうかについて発言し、革新共同の3目標の実現をめざす日本共産党が躍進することが日本の統一戦線をつくりあげていくうえでも必要ですと力説しました。

 冒頭、品川正治代表世話人(経済同友会終身幹事)からの「今は激動の情勢ではなく激突の情勢だ。革新懇は出番どころではなく、歴史の激突の中で引きずりだされ運動の表舞台に立たざるを得ない状況だ」との言葉が紹介されました。

 三上満代表世話人(教育家)が「報告と提案」を説明。自公政権の復活と矛盾の広がりという一連の過程は、「国民が主人公」の政治へ向かう新しい局面に一歩進んだといえると指摘しました。その上で、政党の組み合わせを待つのではなく、「国民が主人公」の政治を求める統一戦線をつくるために多くの無党派の個人、団体が結集する革新懇運動の原点に立った運動が必要だと強調しました。

 全労連の代表は、労働弁護団の呼びかけで、連合、全労協とともに労働法制改悪に反対する集会が開かれるなど、新たな協力の状況が生まれていることを報告。「財界いいなりの政治が危機を加速させている点に、政治革新と労働者要求の接点がある」として、大企業の横暴規制に向け世論と運動づくりに力を尽くす決意を述べました。

 各地の革新懇から発言。神奈川県の青年は3月に開催された青年革新懇全国交流会(広島市)を評価して「毎年開催し、参加人数を2倍、3倍と増やし、継続・発展していけば日本は変わるのではないか」と期待を語りました。

 96条改憲阻止はじめ各地の取り組みが紹介され、埼玉県所沢市の革新懇代表は、改憲阻止に向け広範な市民が結集する市民会議の準備について語りました。

 (志位委員長の発言)