2012年12月28日付「しんぶん赤旗」に掲載

志位委員長と三輪氏(千葉県知事候補)が懇談

志位氏「県民要求結集する知事選に」

三輪氏「国政に影響与える結果出す」


 来春行われる千葉県知事選に立候補する「憲法がいきる明るい千葉県をつくる会(明るい会)」代表委員の三輪定宣氏(75)=無所属、日本共産党推薦=が26日、日本共産党の志位和夫委員長を国会に訪ね、懇談しました。「明るい会」の松本悟事務局長(千葉県労働組合連合会議長)らが同席しました。


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(写真)懇談する三輪定宣千葉県知事候補(左端)と志位和夫委員長(右端)=26日、衆院第1議員会館

 冒頭、志位氏は、県知事選について「反原発、反TPP(環太平洋連携協定)などの運動が大きく広がり、たたかいは、まさにこれからです。幅広い県民の要求を結集して、勝利できる選挙にしたいですね」と話しました。三輪氏は「県政の転換と同時に、国政にも大きな影響を与える結果を出したいと思います」と決意を表明しました。

 懇談の内容は多岐にわたりました。教育問題で志位氏は、三輪氏が奨学金制度の充実を求める全国組織の会長をしていることに触れ、「給付制奨学金をやっていない国はOECD(経済協力開発機構)の中で実質日本だけですね」と述べました。三輪氏は「当選したら、県として独自措置をやっていきたい」と応じました。

 憲法問題について、三輪氏は「衆院選の結果、改憲への危機感が非常に強くなったと感じています。千葉県知事選でも憲法改悪を許すかどうかが争われると思います」と述べ、志位氏は「改憲を阻止することが、国政でも県政でも最も大事です」と話しました。

 両氏は「お互い頑張りましょう」と力強い握手を交わしました。

 日本共産党から、中井作太郎選対局長、浮揚幸裕千葉県委員長が同席しました。